ジジさんハロウィンバージョン

Happy Halloween!
黒猫大家こと千葉裕二です。

前回は猫専用共生型賃貸住宅「シャノワール北山」の始まりについてお話しましたが、今回はわくわく設計編をお送りします。ちなみに1棟目の建物外観はジジさんをイメージした黒でしたが、今回はアズちゃんのイメージで選びました。

「呼んだ?」

外構・建物構造編

事業計画段階に話は戻りますが、どんな間取りのお部屋が何部屋作れるかを見極めるために、自分でこんな図面を作りました。これから猫用賃貸を考えていらっしゃる方も、よかったら参考にしてくださいね。

※現状と一部異なります

1棟12戸、駐車場も12台分、1戸あたり1台分確保できるので安心です(仙台は他の都市圏と比べて、今だに車社会なので、駐車場の確保が大事だったりします)。

ここまでする大家さんは少ないかもしれませんが、私が設計好きなのと、建築士へ明確に意図が伝わるので良いではないかと思ってます。そして、この段階で猫と暮らすことを意識しています。

ゴミ捨て場の工夫

この物件、階段を降りた所は道路なんですが、その奥は敷地(宅地)になっていまして、ありがたいことに自由に使えます。これを活かして、奥には駐輪場を設け、階段に近い所にはゴミ捨て場を設けました。猫砂って、特に鉱物系は重くて捨てるのが大変です(うちのにゃんずは鉱物系しか使ってくれないので、捨てるの苦労しています…)。朝、玄関を出て、階段を降りて、猫砂を捨てて、自転車に乗って(または徒歩で)出勤という導線を意識しています。

図面だと想像しづらいですが、実際の現地はこんな感じです

三重扉で脱走防止

玄関ホールを設けて、キッチンとの間に扉を1枚、キッチンとリビング・ダイニングの間に扉をもう1枚設けて、愛猫の脱走リスクを減らすようにしています。

最近の新築では、広く見せるためとコストカットの観点からか、玄関ホールを設けず直接部屋になっていたり、LDK(リビング・ダイニング・キッチン)が主流となっているので、この辺はしっかりと建築士に伝える必要があります。

ということで、無事に融資も承諾されて、工事と並行して内装設計へと進んでいきます。

内装編

シャノワール北山は間取りがすべて同じなので、内装テーマを6タイプ分けて、仮に猫と暮らす前提でなくてもカッコ良くて住みたくなるような部屋を目指しました。壁紙や床材などの色の選定にすごく苦労したんですが…猫要素がないので割愛します(キズに強いタイプの壁紙や床材も割と種類が豊富なので、悩んじゃいました)。

そして、お楽しみのキャットウォークの設計です(図面の一部を公開しちゃいます!ステップの間隔も意外と悩ましかったりします)。

お部屋は縦に長いので、それを活かしたキャットウォークの配置にしています。南側の窓に向かって登っていき、窓に渡したキャットウォークから外を眺めたり、お昼寝したりと、そんな姿を想像しながら設計しました。
一方で、キャットウォークの下には、テレビを置くスペースを意識して、コンセントの配置をし、キャットウォークの一部を棚にすることで、DVDなどを置けるようにしています。こうして、人と猫が共に暮らしやすいように工夫をしています。

そして、完成したお部屋がこちら。

(図面とは左右反転のお部屋です)

無事に建物が完成し、入居者&猫さんの募集へと移るわけですが、ここで予想していなかった波乱があるのでした。

ということで、次回へ続きます。

著者:黒猫大家 千葉裕二


ジジさんハロウィンバージョン

Happy Halloween!
黒猫大家こと千葉裕二です。

前回は猫専用共生型賃貸住宅「シャノワール北山」の始まりについてお話しましたが、今回はわくわく設計編をお送りします。ちなみに1棟目の建物外観はジジさんをイメージした黒でしたが、今回はアズちゃんのイメージで選びました。

「呼んだ?」

外構・建物構造編

事業計画段階に話は戻りますが、どんな間取りのお部屋が何部屋作れるかを見極めるために、自分でこんな図面を作りました。これから猫用賃貸を考えていらっしゃる方も、よかったら参考にしてくださいね。

※現状と一部異なります

1棟12戸、駐車場も12台分、1戸あたり1台分確保できるので安心です(仙台は他の都市圏と比べて、今だに車社会なので、駐車場の確保が大事だったりします)。

ここまでする大家さんは少ないかもしれませんが、私が設計好きなのと、建築士へ明確に意図が伝わるので良いではないかと思ってます。そして、この段階で猫と暮らすことを意識しています。

ゴミ捨て場の工夫

この物件、階段を降りた所は道路なんですが、その奥は敷地(宅地)になっていまして、ありがたいことに自由に使えます。これを活かして、奥には駐輪場を設け、階段に近い所にはゴミ捨て場を設けました。猫砂って、特に鉱物系は重くて捨てるのが大変です(うちのにゃんずは鉱物系しか使ってくれないので、捨てるの苦労しています…)。朝、玄関を出て、階段を降りて、猫砂を捨てて、自転車に乗って(または徒歩で)出勤という導線を意識しています。

図面だと想像しづらいですが、実際の現地はこんな感じです

三重扉で脱走防止

玄関ホールを設けて、キッチンとの間に扉を1枚、キッチンとリビング・ダイニングの間に扉をもう1枚設けて、愛猫の脱走リスクを減らすようにしています。

最近の新築では、広く見せるためとコストカットの観点からか、玄関ホールを設けず直接部屋になっていたり、LDK(リビング・ダイニング・キッチン)が主流となっているので、この辺はしっかりと建築士に伝える必要があります。

ということで、無事に融資も承諾されて、工事と並行して内装設計へと進んでいきます。

内装編

シャノワール北山は間取りがすべて同じなので、内装テーマを6タイプ分けて、仮に猫と暮らす前提でなくてもカッコ良くて住みたくなるような部屋を目指しました。壁紙や床材などの色の選定にすごく苦労したんですが…猫要素がないので割愛します(キズに強いタイプの壁紙や床材も割と種類が豊富なので、悩んじゃいました)。

そして、お楽しみのキャットウォークの設計です(図面の一部を公開しちゃいます!ステップの間隔も意外と悩ましかったりします)。

お部屋は縦に長いので、それを活かしたキャットウォークの配置にしています。南側の窓に向かって登っていき、窓に渡したキャットウォークから外を眺めたり、お昼寝したりと、そんな姿を想像しながら設計しました。
一方で、キャットウォークの下には、テレビを置くスペースを意識して、コンセントの配置をし、キャットウォークの一部を棚にすることで、DVDなどを置けるようにしています。こうして、人と猫が共に暮らしやすいように工夫をしています。

そして、完成したお部屋がこちら。

(図面とは左右反転のお部屋です)

無事に建物が完成し、入居者&猫さんの募集へと移るわけですが、ここで予想していなかった波乱があるのでした。

ということで、次回へ続きます。

著者:黒猫大家 千葉裕二