こんにちは。黒猫大家こと千葉裕二です。
「月刊 猫部屋をつくる」第二弾、今回は「運動不足の解消」をテーマにお送りします。当アパートでは猫と暮らすにあたり、「完全室内飼い」を推奨していますので、その前提でお話しますね(なぜ完全室内飼いなのかは、前回お話した通り)。

上り下りすることで運動不足解消!

室内では活動範囲が限られますが、猫は立体的に動きますので、上り下りができる場所があると運動不足の解消に役立ちます。「キャットタワー」を設置するのも一つの手段。ですが、何もない所にポツンとタワーだけ置いても使ってくれないかもしれません。キャットタワーの設置場所は、猫が上った時に好奇心が刺激されて楽しめることを意識すると良いです。

上った先に楽しみを用意するのが大切にゃ!

キャットタワー設置場所のコツ

猫は高い場所から室内(自分のテリトリー)全体を見渡すことで安心します。また、窓辺であれば、外を眺めて鳥や風に揺れる木々などの動くものから刺激を受けられます。さらに、日向ぼっこをしてくつろいだりと、愛猫にとって安らげる場所にもなるのです。

このように、キャットタワーを設置する際は「室内全体を眺められる高い場所」と「外を眺めたり日向ぼっこできる窓辺」の2点を意識してスペースを確保することが大切です。そうすれば、自発的にキャットタワーを上り下りしてもらいやすくなりますよ。

万一のケンカなどに備え、上り下りできる導線を複数つくることが重要

【図面実例付き】キャットタワーづくりのポイント

前置きはこれくらいにして、実際にタワーをつくる際のポイントをご説明します。まず、上り下りする部分については、2カ所以上からアクセスできるようにするのが望ましいです。なぜ2カ所以上なのかというと、特に多頭飼いの場合、ケンカが始まった時にすぐに逃げることできるからです。もしタワーの上で逃げ場のない方に追い詰められたら大変!無理に飛び降りてケガをしてしまう危険もあります。

ステップの幅は一方通行なら150ミリ程度の狭い幅でもOKです。もう少し余裕があった方は良いのですが、お部屋に合わせて決めましょう。そして、ステップの高さは、ジャンプしなくてもよじ上れる300~400ミリ程度が無難ですす。というのも、若い猫ちゃんならもっと高低差があっても平気だし、運動量が増えて良いのですが、高齢になると辛くなって上らなくなることもあるのです。上った先のキャットウォークについては、300ミリ以上の幅を確保して、すれ違ったり、寝転んだりできるようにしましょう。

と、言葉だけで説明されてもイメージが湧きづらいですよね。そこで、実際に私がクライアントからご依頼をいただいて作成した図面を寸法付きで公開しちゃいます!

猫の事を理解した上で図面を作成できる建設会社や工務店は少ないもの。ですから、このような図面を参考に寸法や配置を伝えてつくってもらうことをおすすめします。そして、実際に施工したお部屋がこちら!

いかがでしょうか。伝わってますか?
お手軽に改善したいという方は、これを参考に市販のキャットタワーや棚などを活用して、うまく窓と組み合わせて工夫してみてくださいね。「ここにこんな風に置いたら使ってくれるかな?くつろいでくれるかな?」とご自宅の猫ちゃんのことを想像しながら、あれこれやってみるのも楽しいですよ。

著者:黒猫大家 千葉裕二


こんにちは。黒猫大家こと千葉裕二です。
「月刊 猫部屋をつくる」第二弾、今回は「運動不足の解消」をテーマにお送りします。当アパートでは猫と暮らすにあたり、「完全室内飼い」を推奨していますので、その前提でお話しますね(なぜ完全室内飼いなのかは、前回お話した通り)。

上り下りすることで運動不足解消!

室内では活動範囲が限られますが、猫は立体的に動きますので、上り下りができる場所があると運動不足の解消に役立ちます。「キャットタワー」を設置するのも一つの手段。ですが、何もない所にポツンとタワーだけ置いても使ってくれないかもしれません。キャットタワーの設置場所は、猫が上った時に好奇心が刺激されて楽しめることを意識すると良いです。

上った先に楽しみを用意するのが大切にゃ!

キャットタワー設置場所のコツ

猫は高い場所から室内(自分のテリトリー)全体を見渡すことで安心します。また、窓辺であれば、外を眺めて鳥や風に揺れる木々などの動くものから刺激を受けられます。さらに、日向ぼっこをしてくつろいだりと、愛猫にとって安らげる場所にもなるのです。

このように、キャットタワーを設置する際は「室内全体を眺められる高い場所」と「外を眺めたり日向ぼっこできる窓辺」の2点を意識してスペースを確保することが大切です。そうすれば、自発的にキャットタワーを上り下りしてもらいやすくなりますよ。

万一のケンカなどに備え、上り下りできる導線を複数つくることが重要

【図面実例付き】キャットタワーづくりのポイント

前置きはこれくらいにして、実際にタワーをつくる際のポイントをご説明します。まず、上り下りする部分については、2カ所以上からアクセスできるようにするのが望ましいです。なぜ2カ所以上なのかというと、特に多頭飼いの場合、ケンカが始まった時にすぐに逃げることできるからです。もしタワーの上で逃げ場のない方に追い詰められたら大変!無理に飛び降りてケガをしてしまう危険もあります。

ステップの幅は一方通行なら150ミリ程度の狭い幅でもOKです。もう少し余裕があった方は良いのですが、お部屋に合わせて決めましょう。そして、ステップの高さは、ジャンプしなくてもよじ上れる300~400ミリ程度が無難ですす。というのも、若い猫ちゃんならもっと高低差があっても平気だし、運動量が増えて良いのですが、高齢になると辛くなって上らなくなることもあるのです。上った先のキャットウォークについては、300ミリ以上の幅を確保して、すれ違ったり、寝転んだりできるようにしましょう。

と、言葉だけで説明されてもイメージが湧きづらいですよね。そこで、実際に私がクライアントからご依頼をいただいて作成した図面を寸法付きで公開しちゃいます!

猫の事を理解した上で図面を作成できる建設会社や工務店は少ないもの。ですから、このような図面を参考に寸法や配置を伝えてつくってもらうことをおすすめします。そして、実際に施工したお部屋がこちら!

いかがでしょうか。伝わってますか?
お手軽に改善したいという方は、これを参考に市販のキャットタワーや棚などを活用して、うまく窓と組み合わせて工夫してみてくださいね。「ここにこんな風に置いたら使ってくれるかな?くつろいでくれるかな?」とご自宅の猫ちゃんのことを想像しながら、あれこれやってみるのも楽しいですよ。

著者:黒猫大家 千葉裕二