無事竣工し、暑くなってきたころに満室になった猫専用賃貸feles。さて、これからは大家としての経営だよね。キャットシッター稼業始動の準備もしなくちゃだし。でもまず自分の生活を整えないとね。まずはサビ猫「好(すー)」の健康診断からやりますか。ということで、いつも行っている動物病院へGO。

年に一度の恒例検査のはずだった。

それが一転。
大変な事態になるなんて…

サビ猫の保護色っぷりがすごい。ちょっと太ったねと、何も危機感のなかったころ

診断結果:糖尿病

好は推定約9歳半。まだ若いと思い込んでいた私は、今回の診断結果も「ちょっと太り気味。痩せましょう」程度で終わると予想していた。しかし、獣医先生が2桁→3桁(この時は200台)と、1年間でいきなり跳ね上がった血糖値に着目し、私に採尿を指示した。トイレの砂にとてもこだわりがある好の採尿はなかなか難しく、1日半試行錯誤して何とか新鮮な尿を持って行けた。やれやれ一安心。

のはずだった。

ところが予想に反して糖が検出されてしまったのだ。

数値で判明しても、私にはその結果がにわかには信じられなかった。フードは同居猫「皓(あきら)」のストルバイトケアをあげていたし、ヒトの食べ物は極力与えないようにしていたのになぜ。いやポッチャリしてたけどね。だけど見ての通り見るからに健康そうな好に危機が迫っているなんて予想だにできなかった。

一方、思い起こせば、フードもよく食べ、水もよく飲む、尿も多いし、抱っこすれば重い(この時、6㎏超え)。症状は出ていたのだ。でもそれは全て、好が新居に慣れたせいだと思っていた。知識の乏しかった私は、よく食べて、よく飲んで、よく出すのは「体調がいい証拠」と解釈していたのである。

幸い初期で見つかったから良かったが、糖尿病で怖いのは「ケトアシドーシス」という症状。血糖値を下げるインスリンが不足して血糖値が下がらず、血糖をエネルギー源として利用できなくなるものだ。脂肪がエネルギー源として分解されてしまい、進行すると血液中にケトン体という有害な物質が出現、意識障害や昏睡となり、最悪死に至るという。

糖尿病の発覚は症状が進んでからのケースが多いが、健康診断で捕まえられたことはまだラッキー。そう頭を切り替え、早々に糖尿病の治療を開始することになった。

糖尿病発覚したころ。でも見た目には分からない

入院ができない

猫の血糖値はストレスですぐに跳ね上がり、インスリン量の調整はとても難しい。先生の提案で、まずは日帰り入院で検査をすることになった。しかし、臆病な好は入院中、ご飯も水もトイレもしないでケージの奥でひたすら固まっていたため、すぐに断念。幸い私がちょうど夏休みだったため、予定はすべてキャンセルし、ひたすら通院の日々を送ることとなった。

* * *

引き続き、経営する猫専用賃貸について書くつもりでしたが、好の病気発症のことがあり、しばらく闘病記を書かせていただくことにしました。重いテーマですが、一方で「好が私に向き合う時間をくれている」とも思うようになりました。どうせ二人三脚、いや二人五脚で病魔と戦うならば、この時間、経験は無駄にはしたくない。先はどうなるか分からないけれど、虹の橋はできるだけ遠ざけたい。そう思っています。

もし私と好のこの経験が、誰かの役に立てたら幸いです。

Instagram始めました

なんだかんだ言い訳をしては後回しにしていたのに、こういうことがあるとあっさり始められるのはゲンキンなものです。

ID : feles21615

著者:猫賃大家 feles☆きゃったー


無事竣工し、暑くなってきたころに満室になった猫専用賃貸feles。さて、これからは大家としての経営だよね。キャットシッター稼業始動の準備もしなくちゃだし。でもまず自分の生活を整えないとね。まずはサビ猫「好(すー)」の健康診断からやりますか。ということで、いつも行っている動物病院へGO。

年に一度の恒例検査のはずだった。

それが一転。
大変な事態になるなんて…

サビ猫の保護色っぷりがすごい。ちょっと太ったねと、何も危機感のなかったころ

診断結果:糖尿病

好は推定約9歳半。まだ若いと思い込んでいた私は、今回の診断結果も「ちょっと太り気味。痩せましょう」程度で終わると予想していた。しかし、獣医先生が2桁→3桁(この時は200台)と、1年間でいきなり跳ね上がった血糖値に着目し、私に採尿を指示した。トイレの砂にとてもこだわりがある好の採尿はなかなか難しく、1日半試行錯誤して何とか新鮮な尿を持って行けた。やれやれ一安心。

のはずだった。

ところが予想に反して糖が検出されてしまったのだ。

数値で判明しても、私にはその結果がにわかには信じられなかった。フードは同居猫「皓(あきら)」のストルバイトケアをあげていたし、ヒトの食べ物は極力与えないようにしていたのになぜ。いやポッチャリしてたけどね。だけど見ての通り見るからに健康そうな好に危機が迫っているなんて予想だにできなかった。

一方、思い起こせば、フードもよく食べ、水もよく飲む、尿も多いし、抱っこすれば重い(この時、6㎏超え)。症状は出ていたのだ。でもそれは全て、好が新居に慣れたせいだと思っていた。知識の乏しかった私は、よく食べて、よく飲んで、よく出すのは「体調がいい証拠」と解釈していたのである。

幸い初期で見つかったから良かったが、糖尿病で怖いのは「ケトアシドーシス」という症状。血糖値を下げるインスリンが不足して血糖値が下がらず、血糖をエネルギー源として利用できなくなるものだ。脂肪がエネルギー源として分解されてしまい、進行すると血液中にケトン体という有害な物質が出現、意識障害や昏睡となり、最悪死に至るという。

糖尿病の発覚は症状が進んでからのケースが多いが、健康診断で捕まえられたことはまだラッキー。そう頭を切り替え、早々に糖尿病の治療を開始することになった。

糖尿病発覚したころ。でも見た目には分からない

入院ができない

猫の血糖値はストレスですぐに跳ね上がり、インスリン量の調整はとても難しい。先生の提案で、まずは日帰り入院で検査をすることになった。しかし、臆病な好は入院中、ご飯も水もトイレもしないでケージの奥でひたすら固まっていたため、すぐに断念。幸い私がちょうど夏休みだったため、予定はすべてキャンセルし、ひたすら通院の日々を送ることとなった。

* * *

引き続き、経営する猫専用賃貸について書くつもりでしたが、好の病気発症のことがあり、しばらく闘病記を書かせていただくことにしました。重いテーマですが、一方で「好が私に向き合う時間をくれている」とも思うようになりました。どうせ二人三脚、いや二人五脚で病魔と戦うならば、この時間、経験は無駄にはしたくない。先はどうなるか分からないけれど、虹の橋はできるだけ遠ざけたい。そう思っています。

もし私と好のこの経験が、誰かの役に立てたら幸いです。

Instagram始めました

なんだかんだ言い訳をしては後回しにしていたのに、こういうことがあるとあっさり始められるのはゲンキンなものです。

ID : feles21615

著者:猫賃大家 feles☆きゃったー