ここ数年、アンチ岩合、である。
仕事仲間や猫好き友人の反応はさまざまで、「え! 猫好きでアンチ岩合なんて、初めて聞いた」「ちょっと巨匠になりすぎちゃったからねぇ」…などなど。
そうなんだ、ちょっと巨匠になりすぎてしまった感がある。
発行されている猫写真集の数も知名度も、とにかく、なにもかも桁違い……になってしまって、あまのじゃくな私は、どんどんアンチ岩合になっていったのだと思う。
そんなわけもあって、岩合さんの本を積極的に仕入れることはないのだけれど、先日、買取した本の中にこんな写真集があった。
『岩合光昭写真集 LOVE CAT LOVE 愛するねこたち』。
猫写真集として、岩合さんが最初に出版した本であるようだ。なんて貴重な!
発行は1978(昭和53)年6月。28歳のときの作品。
ここ数年、アンチ岩合、である。
仕事仲間や猫好き友人の反応はさまざまで、「え! 猫好きでアンチ岩合なんて、初めて聞いた」「ちょっと巨匠になりすぎちゃったからねぇ」…などなど。
そうなんだ、ちょっと巨匠になりすぎてしまった感がある。
発行されている猫写真集の数も知名度も、とにかく、なにもかも桁違い……になってしまって、あまのじゃくな私は、どんどんアンチ岩合になっていったのだと思う。
そんなわけもあって、岩合さんの本を積極的に仕入れることはないのだけれど、先日、買取した本の中にこんな写真集があった。
『岩合光昭写真集 LOVE CAT LOVE 愛するねこたち』。
猫写真集として、岩合さんが最初に出版した本であるようだ。なんて貴重な!
発行は1978(昭和53)年6月。28歳のときの作品。
「序」には、作家・戸川幸夫さん、エッセイストの熊井明子さんが一文を寄せている。
岩合さんのお父さん・岩合徳光氏を知っている戸川さんからは、若い写真家のスタートを応援するような…。
ご自身も猫を飼い、やわらかな視点でのエッセイが素敵な熊井さんからは、岩合さんの猫写真のやさしく、無邪気な魅力が綴られている。
ページをめくると、第1章は「子猫の昼下がり」、第2章「しなやかな貴族」、第3章「こねこのおやねこ・おやねこのこねこ」となっており、それぞれ章のはじめに落合恵子さんの詩が添えられている。
「子猫の昼下がり」をめくっていくと、あれ? どこかで見たような…の写真。
頭の中に「?」を抱えながらさらにページをめくっていくと、海ちゃん!
あまりにも有名な、この海ちゃんの写真。文庫本版『海ちゃん ある猫の物語』の表紙に使われている写真が収録されていた。