そしてこうした設定もさることながら、102匹の猫の紹介ページがもっと素晴らしい!
102匹の猫たちの毛の色、瞳の色。性格も、誕生日も、性別年齢も、ナーゴの国や人々との関わり合いも、すべて違っているのである。

市長の家で飼われているという黒猫のラパン。捨て猫や迷い猫を見つけると、自分の家か市役所に連れていくという世話好きおばさん猫。

やっぱり、古本屋には猫だよね。日本もナーゴも同じ!

家猫のスカーフ君。赤ちゃんが生まれ、ちょっとやきもちも焼いたけれど、今ではいい“お兄ちゃん”。

ナーゴで開催されるという猫まつりの様子。とてもにぎやかで楽しそうで、思わず行ってみたくなる!
作家やアーティストと呼ばれる人たちの想像力・創造力というのは、それこそ常人には想像もつかないレベルだとは思う。思うが、それにしても、ここまで細かく設定できるということは、実は本当にこの国があるんじゃないかと信じたくなり、本のどこかに小さく「実はこの国は」なーんて書かれているのではないかと、あっちを読み、こっちを読み、本を引っくり返す勢いで何度も読み返したものだ。
102匹の猫の紹介ページが終わると、著者の自己紹介ページがあるのだが、それもリアリティがあること、この上ない!

旅の途中でナーゴに住み着いてしまったという著者。パン屋さんでバイトをして生計を立てているそう…。猫取材の際の服装や持ち物も具体的。
その後、続編として『ナーゴの子猫たち-いつでもどこでもネコ町物語』(2002年)、『ナーゴの猫町めぐり-いつでもどこでもネコ町物語』(2004年)が発行された。
ネットでは、「ナーゴがどこにあるか、どうやって行けば良いか、ご存じの方は教えてください」といった投稿や、「本当にあったらうれしいけれど、これはやっぱり著者の空想で作られた町だ」といった冷静なブログがあったり、実際にイタリアを旅行した際に地元の観光案内に「猫の町ナーゴを知っていますか?」と聞いたなどというツワモノも現れた。
今回、記事を書くにあたり、久しぶりに読んだのだが、ナーゴという国は(あるいは、そのモデルとなる町は)ある!ということで良いんじゃないかなーと思ってきた。ね、そのほうが楽しいよね。
そしてこうした設定もさることながら、102匹の猫の紹介ページがもっと素晴らしい!
102匹の猫たちの毛の色、瞳の色。性格も、誕生日も、性別年齢も、ナーゴの国や人々との関わり合いも、すべて違っているのである。

市長の家で飼われているという黒猫のラパン。捨て猫や迷い猫を見つけると、自分の家か市役所に連れていくという世話好きおばさん猫。

やっぱり、古本屋には猫だよね。日本もナーゴも同じ!

家猫のスカーフ君。赤ちゃんが生まれ、ちょっとやきもちも焼いたけれど、今ではいい“お兄ちゃん”。

ナーゴで開催されるという猫まつりの様子。とてもにぎやかで楽しそうで、思わず行ってみたくなる!
作家やアーティストと呼ばれる人たちの想像力・創造力というのは、それこそ常人には想像もつかないレベルだとは思う。思うが、それにしても、ここまで細かく設定できるということは、実は本当にこの国があるんじゃないかと信じたくなり、本のどこかに小さく「実はこの国は」なーんて書かれているのではないかと、あっちを読み、こっちを読み、本を引っくり返す勢いで何度も読み返したものだ。
102匹の猫の紹介ページが終わると、著者の自己紹介ページがあるのだが、それもリアリティがあること、この上ない!

旅の途中でナーゴに住み着いてしまったという著者。パン屋さんでバイトをして生計を立てているそう…。猫取材の際の服装や持ち物も具体的。
その後、続編として『ナーゴの子猫たち-いつでもどこでもネコ町物語』(2002年)、『ナーゴの猫町めぐり-いつでもどこでもネコ町物語』(2004年)が発行された。
ネットでは、「ナーゴがどこにあるか、どうやって行けば良いか、ご存じの方は教えてください」といった投稿や、「本当にあったらうれしいけれど、これはやっぱり著者の空想で作られた町だ」といった冷静なブログがあったり、実際にイタリアを旅行した際に地元の観光案内に「猫の町ナーゴを知っていますか?」と聞いたなどというツワモノも現れた。
今回、記事を書くにあたり、久しぶりに読んだのだが、ナーゴという国は(あるいは、そのモデルとなる町は)ある!ということで良いんじゃないかなーと思ってきた。ね、そのほうが楽しいよね。