それにしてもなぜライブハウスで里親会?と思うかもしれませんね。答えはとってもシンプル、こちらの稲生座は高円寺ニャンダラーズの代表である佐藤洋平さんが店長を務めているお店なのです。
佐藤さんは杉並区の動物適正飼養普及員なども務め、殺処分ゼロを目指してメンバーとともに活動を継続しています。自身も3頭の猫と暮らす愛猫家で、福島県郡山市の出身。震災発生時には被災地支援に駆け付け、そこで置き去りにされてしまったペットたちの現状を目の当たりにし、レスキュー活動を始めたことや、現地に集まったシェルターで同じく高円寺からやってきた方たちと偶然出会ったことなどから、高円寺ニャンダラーズの取り組みが始まりました。
活動開始から4年。年間およそ100頭の命を救い、新たな里親に託してきたニャンダラーズ。佐藤さんは「今後はTNRをより幅広く周知、普及させていくことが課題ですね」と話します。さらに「昨今の都会では猫はやっぱり室内飼いが基本。できればTNRのRをリターンやリリースではなく『ルーム(room)』にしたいんです」とも。
福島での経験も生かし、殺処分ゼロを目標にニャンダラーズの保護活動や里親探しは続きますが、「私たちはあまり重くならずに、楽しくかわいく取り組んでいきたいです。だからミュージシャン仲間にも協力してもらって、こうしてここで里親会を実施してますよと明るくアピールしたりもしています」と佐藤さん。
そういえば、中でもウクレレを弾いていた、性別不詳(?)のカマニャンダラーさんという方が特に目立っていました。そのことについて聞いてみると「彼も元々友達なんですが、保護した猫にはTNRで不妊手術を施すじゃないですか。人間のオカマも同じようなもので、結局都会に放たれたTNRだと思うんですよね(笑)」という答えが。なるほど、なんとなく納得です。
10月31日と11月1日には毎年恒例、高円寺4大イベントのひとつである「高円寺フェス2015」が開催されましたが、こちらでもニャンダラーズは大活躍。里親会と並行して、フリーマーケットや路上ライブなども展開しました。
最後に、佐藤さんにこれからの活動への思いも聞いてみることに。
「殺処分ゼロはもちろんですが、同時に目指したいのは猫を通じた社会づくりですね。特に子どもたちには動物を通じていろいろ考えてもらいたい。例えば福島ではなぜ猫や動物たちが取り残されてしまったのか。そういった投げかけに対して自分たちで答えを見つけてもらうことが、50年後のよりよい日本の未来にもつながるのではないかと思います」
それにしてもなぜライブハウスで里親会?と思うかもしれませんね。答えはとってもシンプル、こちらの稲生座は高円寺ニャンダラーズの代表である佐藤洋平さんが店長を務めているお店なのです。
佐藤さんは杉並区の動物適正飼養普及員なども務め、殺処分ゼロを目指してメンバーとともに活動を継続しています。自身も3頭の猫と暮らす愛猫家で、福島県郡山市の出身。震災発生時には被災地支援に駆け付け、そこで置き去りにされてしまったペットたちの現状を目の当たりにし、レスキュー活動を始めたことや、現地に集まったシェルターで同じく高円寺からやってきた方たちと偶然出会ったことなどから、高円寺ニャンダラーズの取り組みが始まりました。
活動開始から4年。年間およそ100頭の命を救い、新たな里親に託してきたニャンダラーズ。佐藤さんは「今後はTNRをより幅広く周知、普及させていくことが課題ですね」と話します。さらに「昨今の都会では猫はやっぱり室内飼いが基本。できればTNRのRをリターンやリリースではなく『ルーム(room)』にしたいんです」とも。
福島での経験も生かし、殺処分ゼロを目標にニャンダラーズの保護活動や里親探しは続きますが、「私たちはあまり重くならずに、楽しくかわいく取り組んでいきたいです。だからミュージシャン仲間にも協力してもらって、こうしてここで里親会を実施してますよと明るくアピールしたりもしています」と佐藤さん。
そういえば、中でもウクレレを弾いていた、性別不詳(?)のカマニャンダラーさんという方が特に目立っていました。そのことについて聞いてみると「彼も元々友達なんですが、保護した猫にはTNRで不妊手術を施すじゃないですか。人間のオカマも同じようなもので、結局都会に放たれたTNRだと思うんですよね(笑)」という答えが。なるほど、なんとなく納得です。
10月31日と11月1日には毎年恒例、高円寺4大イベントのひとつである「高円寺フェス2015」が開催されましたが、こちらでもニャンダラーズは大活躍。里親会と並行して、フリーマーケットや路上ライブなども展開しました。
最後に、佐藤さんにこれからの活動への思いも聞いてみることに。
「殺処分ゼロはもちろんですが、同時に目指したいのは猫を通じた社会づくりですね。特に子どもたちには動物を通じていろいろ考えてもらいたい。例えば福島ではなぜ猫や動物たちが取り残されてしまったのか。そういった投げかけに対して自分たちで答えを見つけてもらうことが、50年後のよりよい日本の未来にもつながるのではないかと思います」