猫休憩室のドアの前で待っているシースルーな白い姿。休憩室から出る為にドアを開けてもらうのを待っていると思われる方々が殆どです。違うのです。こっちの部屋に入って来て美味しい缶詰ご飯をちょーだい!と待っているのです。
クリームこと、クーちゃんは、グランドオープン後すぐに突然近所のブリーダーさんがレオ君と一緒に連れて来たチンチラシルバーの男の子です。クーちゃんは小さいファビちゃんより一回り小さく、目の周りは目やにで真っ黒でした。お店に慣れなかったら引き取るから一週間預けるね、と言い残し去って行きました。当時まだ目やにを上手く拭くこともできなかったほど慣れていなかった私はなされるままにお預かりする事にしました。
私は大震災で神戸の東灘区の自宅が全壊するまで歴代述べ6匹の猫との30年間の同居生活をしました。当時は祖母から教わった鰹節や入りじゃこや白御飯を混ぜた猫まんまを作ってあげたり、外から帰ってきた猫をくしでノミ取りをしてあげたり、一緒に布団で寝たりしましたが、爪切りをしたり、カリカリ猫餌や猫のトイレが家にあった覚えがありません。神戸から生駒に移住後の11年間は猫とは無縁の生活をしていたのです。
クーちゃんは朝の開店準備の掃除の時、毎回何度も踏みそうになるくらい足下にくっ付いて来ました。こんなに人慣れしているなら、ここに居ても大丈夫だろうと思い、迎い入れることにしました。当時は今の半分の10匹ぐらいしかいなくて猫数不足を感じていました。それを機にちょこちょこブリーダーさんが来られ、果たして数年かけて猫数が20匹を越えるまでになりました。
数ヶ月後、ファビちゃんより一カ月遅く生まれ甥っ子だったクリームは、ファビちゃんよりひと回り大きくなりました。
1才になった時、何回もトイレに行き踏ん張っていたクリームがいました。オシッコが思うように出ない様子です。直ぐに病院に連れて行くと尿石が詰まっていました。カテーテルを挿入して注射器で尿を排出したり、抗生剤の注射を打ったりの治療をして頂き、その後は普通にオシッコが出るようなりました。色々と調べ、当店の猫のご飯を市販の量産フードから、マグネシウムやカルシウム量に配慮しているプレミアムフードに変えるとそれが改善できるのではないかと思いました。幸いクリームは勧められた療養食から徐々にプレミアムフードに変えていっても再発は無く、事なきを得ました。
そんなクリームですが、急に喋りながら走り出す楽しい猫なのです。スイッチが入るとおもちゃに飛びつき、そして素早く逃げ去り隠れます。そして狙って飛びつき、隠れる、を繰り返し、去っていきます。まるで忍者のような素早さです。ククちゃんのように獲物を咥えての凱旋は、しません(笑)
大きくなり、さすがに足下につきまとう事は無くなりましたが、ご飯の催促は、しに来ます。
そんな時はいつもの様にお皿に入ったごはんは食べず、手のひらにご飯を乗せると食べてくれます。クリームの甘えたい本能はこの行為に残っていたようです。
クリームは、今年実施した健康診断で引っかかりました。腎臓系の数値が基準値より少し越えていました。人も猫も腎臓は肝臓のように治療で機能が回復する事はなく、これ以上悪くならないように長く維持できるかが治療法となるそうです。主食は腎臓に配慮した療養食、お客様が差し上げる猫おやつも腎臓に配慮したもの、より水分が多くとれるものに全面的に変更しました。1日1回のお薬と1日3回のサプリメントをピンセットで毎日飲ませています。幸いにも2カ月後の再検査では数値は維持出来ていました。今後も一生飲ませ続ける事になりますが、腎臓の数値をそのまま維持し、あと10年以上、大好きなおやつも楽しみながら20才過ぎまで元気で生活できれば、と思っています。
猫休憩室のドアの前で待っているシースルーな白い姿。休憩室から出る為にドアを開けてもらうのを待っていると思われる方々が殆どです。違うのです。こっちの部屋に入って来て美味しい缶詰ご飯をちょーだい!と待っているのです。
クリームこと、クーちゃんは、グランドオープン後すぐに突然近所のブリーダーさんがレオ君と一緒に連れて来たチンチラシルバーの男の子です。クーちゃんは小さいファビちゃんより一回り小さく、目の周りは目やにで真っ黒でした。お店に慣れなかったら引き取るから一週間預けるね、と言い残し去って行きました。当時まだ目やにを上手く拭くこともできなかったほど慣れていなかった私はなされるままにお預かりする事にしました。
私は大震災で神戸の東灘区の自宅が全壊するまで歴代述べ6匹の猫との30年間の同居生活をしました。当時は祖母から教わった鰹節や入りじゃこや白御飯を混ぜた猫まんまを作ってあげたり、外から帰ってきた猫をくしでノミ取りをしてあげたり、一緒に布団で寝たりしましたが、爪切りをしたり、カリカリ猫餌や猫のトイレが家にあった覚えがありません。神戸から生駒に移住後の11年間は猫とは無縁の生活をしていたのです。
クーちゃんは朝の開店準備の掃除の時、毎回何度も踏みそうになるくらい足下にくっ付いて来ました。こんなに人慣れしているなら、ここに居ても大丈夫だろうと思い、迎い入れることにしました。当時は今の半分の10匹ぐらいしかいなくて猫数不足を感じていました。それを機にちょこちょこブリーダーさんが来られ、果たして数年かけて猫数が20匹を越えるまでになりました。
数ヶ月後、ファビちゃんより一カ月遅く生まれ甥っ子だったクリームは、ファビちゃんよりひと回り大きくなりました。
1才になった時、何回もトイレに行き踏ん張っていたクリームがいました。オシッコが思うように出ない様子です。直ぐに病院に連れて行くと尿石が詰まっていました。カテーテルを挿入して注射器で尿を排出したり、抗生剤の注射を打ったりの治療をして頂き、その後は普通にオシッコが出るようなりました。色々と調べ、当店の猫のご飯を市販の量産フードから、マグネシウムやカルシウム量に配慮しているプレミアムフードに変えるとそれが改善できるのではないかと思いました。幸いクリームは勧められた療養食から徐々にプレミアムフードに変えていっても再発は無く、事なきを得ました。
そんなクリームですが、急に喋りながら走り出す楽しい猫なのです。スイッチが入るとおもちゃに飛びつき、そして素早く逃げ去り隠れます。そして狙って飛びつき、隠れる、を繰り返し、去っていきます。まるで忍者のような素早さです。ククちゃんのように獲物を咥えての凱旋は、しません(笑)
大きくなり、さすがに足下につきまとう事は無くなりましたが、ご飯の催促は、しに来ます。
そんな時はいつもの様にお皿に入ったごはんは食べず、手のひらにご飯を乗せると食べてくれます。クリームの甘えたい本能はこの行為に残っていたようです。
クリームは、今年実施した健康診断で引っかかりました。腎臓系の数値が基準値より少し越えていました。人も猫も腎臓は肝臓のように治療で機能が回復する事はなく、これ以上悪くならないように長く維持できるかが治療法となるそうです。主食は腎臓に配慮した療養食、お客様が差し上げる猫おやつも腎臓に配慮したもの、より水分が多くとれるものに全面的に変更しました。1日1回のお薬と1日3回のサプリメントをピンセットで毎日飲ませています。幸いにも2カ月後の再検査では数値は維持出来ていました。今後も一生飲ませ続ける事になりますが、腎臓の数値をそのまま維持し、あと10年以上、大好きなおやつも楽しみながら20才過ぎまで元気で生活できれば、と思っています。