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居心地のよい空間で猫と過ごせる「猫カフェ Tango」

猫とお客様を繋ぐ場所。“猫カフェ”を巡るそれぞれのストーリー

猫が大好きだけど、さまざまな事情ですぐには自分で飼えない人,たくさんの猫との触れあいを求める人が気兼ねなく訪れることができるのが、全国に拡がりを続けている「猫カフェ」ではないだろうか?私たちユーザー側からすると、気軽に猫との楽しい時間を求めて行ける場所ではあるけれど、その場所を作ったお店の方々は、おそらくそれぞれ異なった志や願いを込めて、それぞれのお店を作り、運営していると思う。

にゃんこマガジンでは、各店舗の背景にあるストーリーを取材し、その熱い思いを届けて行きたいと考えています。気になるお店が見つかったら、ぜひ訪れてその世界観を味わってください。

Tangoで一番のイケメン「ふうちゃん」()です。とてもキレイ好きで毛並みはいつもピカピカです!

居心地のよい空間で猫と過ごせる「猫カフェ Tango」

京都の街の景観にすっと溶け込んでいます。人間好きな猫スタッフがお出迎え!

京都駅周辺の賑わいのある所から、少し足を延ばした西院駅の近くにある「猫カフェ Tango」。まるで自宅のリビングのような空間で、猫たちとくつろぎながらゆったりとした時間を過ごすことが出来る。今回お話を伺ったのは、店長の中西さんだ。中西さん自身、自宅で猫とずっと暮らしてきて猫が大好きな方。中西さんの目線は、徐々に保護猫に向けられていく。「猫の保護活動の助けになるようなことがしたいと思っていました。自分は何をすれば良いのか熟考した時に、猫カフェなら猫との出会いも多いと思いました。そして、オーナーの朝日さんと出会い、その方針に共感してこの仕事を始めました。」

洗練されていながら、どこか暖かみを感じる内装。思い切り猫とくつろぎましょう。

アットホームな店内では、やんちゃな猫や少しのんびりした猫たちが出迎えてくれる。Tangoでは、猫とお客様が居心地の良い空間作りを心がけているという。より快適なお店作りを目指して、定期的な模様替えやリフォームも行っていく予定だそう。そのように快適な店舗作りを目指している姿勢がお店の雰囲気作りの一旦になっているのか、訪れるお客様も優しさに溢れており、人見知りする猫がいないそうだ。時には、猫が自らお客様の膝に乗ってくることもあるとか。また、車椅子で入店できたりと、お客様の様々なニーズに対応している。

そして、中西さんが元々力を入れたかった保護猫の活動も、Tangoでの運営を通して
着実に行われているようだ。これまで、里親募集を続けてきたが、現在は猫スタッフのうち6匹が、お客様との出会いを待っている。頻繁にお店に通ってくれていたお客様や一目惚れされて卒業していった猫スタッフもいたりと、猫スタッフとお客様の出会いは様々。それぞれの猫スタッフの個性を尊重しながら、お店を運営されている。
「今までTangoに新しくやってきた猫たち、里親さんが決まって卒業していった猫たち、今現在お店で暮らしている猫たち、1匹1匹ごとに思い出があり、エピソードも数えきれないくらいあります。中々里親が見つからなかった猫スタッフが卒業していく時は,
嬉しさもありながら、長く過ごしてきた仲間なので寂しさもありました。また、人気の猫スタッフが卒業するときなどは、お客様がたくさん会いに来てくれることもあります。
日々の店舗運営は大変なこともありますが、どの猫も個性豊かでかわいくて出会えてよかったと思います。」

寒い日は、猫たちは寄り添ってあたたまります。 猫によって関係性もいろいろで、観察するのもおもしろいですよ。

みんな揃ってのごはんタイムは、ねこたちの腹時計次第ですが夕方4~5時ごろ見ることができます。

今後、お店をどのように展開をしていきたいのだろうか?
「今までも猫カフェの枠にとらわれない、いろいろなイベントを行ってきました。リピーター続出のご予約制のパーティーや、夜に部屋をライトダウンして営業したりと、お客様が楽しめるイベントを常に企画していますし、今後も続けていきたいですね。特に、
お食事付きのイベントは喜んで頂いていますので、屋台のようなものにも今後はチャレンジして行きたいです。お客様がTangoで素敵な出会いをしていただき、猫たちがみんな幸せになってくれるよう、これからもスタッフ一同頑張ります。」

京都散策に少し疲れたら、落ち着いた空間で猫とリラックスしたひと時を過ごしてはいかがだろうか?

猫カフェ Tango
公式サイトhttp://betterlifekyoto.com/tango/
アクセス 〒615-0023京都市右京区西院西平町22
営業時間 PM12:00-21:00


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