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保護猫と出会う場所はたくさんある

例えばいつも使っているネットの検索画面で試しに「保護猫 里親会 譲渡会」と入れてみると…。たくさんの情報が出てきます。今、あらゆる団体が毎週のように何処かで開催しています。

例えば「保護猫カフェ 関東」と入れてみると…。これまたたくさんのお店があります。

僕も個人でリストを作成して配布しています。→「保護ねこカフェ一覧(関東版)

保護猫と出会う場所なんていくらでもあるのです。最近は保護猫に対する理解も徐々に進み、百貨店やショッピングモール、公共施設などでのイベント的な開催も増えてきています。お出かけ感覚で里親会を覗いてみるのもきっと楽しいと思います。

疑問などはあると思います。

里親会って誰が何のためにやっているの?

主催者はたいてい各地の保護団体です。今や日本全国に無数の保護団体があり、その規模も、法人から個人の友人同士の集まりまでさまざまです。どこも保護猫をたくさん抱えているため、譲渡先を見つけるのと、その啓蒙活動が主な目的です。

譲渡の条件が厳しいのでは?

いろいろと根堀葉掘り聞かれるのは当たり前だと思って欲しいのです。なぜなら「猫が幸せになること」を一番に考えているからです。やっと保護した大事な命ですから、その猫を幸せにするだけの意思や環境があるかどうかを見極めようとするのは当然ですね。娘を嫁にだす父親の心境だと言えば分かりやすいでしょうか。

例えば高齢だからという理由や、一人暮らしだからという理由で断られたという話も聞きます。でも安易にショップなどへ行かず、いくつかの里親会をまわってみたり、いくつかの団体に問い合わせたりしてほしいです。譲渡の条件は各団体によって実にさまざまです。何かあったときの後見人がきちんとしていればOKなど、解決策が見つかるケースもあります。

お金がかかるなんて思わなかった

里親になる、といってもただではありません。譲渡の際に支払いが発生します。金額は団体によって異なるので具体的に書くことはできませんが、たいてい数万円くらいかかると思って良いでしょう。

それってショップで買うのと変わらないのでは、と思うでしょうか?いやいや全く違います。猫を保護するとその瞬間からお金がかかります。大きいのはやはり病院での検査や治療費でしょう。ワクチン代、不妊手術の料金、フード、猫砂、搬送の交通費、保管の場所、募集に係る広報….。実にたくさんの人の手間と作業が、その猫1匹にかかっています。その団体が活動を継続するために必要な経費です。

長生きの猫だと20年も生きます。今の自分の年齢と20年後の年齢を考えて、その間に自分の生活環境がどう変わっていくかを考えてみると良いかもしれません。若い人ほどその変化は激しいですね。

引っ越し、転勤、結婚、子供が産まれる、、その間ずっと猫はあなたのことを癒やし続けてくれるでしょう。でも生き物ですから具合が悪くなったり、ケガをしたり病気になったり、またいたずらしたり煩わしいこともあるかもしれません。

何かあったときに、親身になって相談に乗ってくれるのもまた譲渡元の団体さんであったりします。自分が保護して譲渡した猫のその後が気にならないわけはありません。保護猫って、自分以外にも気にかけている人がいてくれる、そういう心強さもあるのです。

 

著者:ねこたろう


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