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野良猫へのジレンマ 〜殺処分ゼロのその先へ〜

野良猫がいなくなることを願って日々活動している方々がいます。一方で野良猫くらいいたっていいじゃない、という意見もあります。

僕はどっちも賛成なのです。矛盾していますけどもね。

外での生活は人が想像する以上に過酷です。家の中で生活する猫に比べ、極端に寿命は短いと言われます。でもそれが猫にとって一概に不幸なことなのか誰にもわからないでしょう。寿命は太く短く自由に外を動き回りたいと思っている猫もいるかもしれません。

でも虐待のニュースなどを見る度に、ああもう嫌だ、すべての野良猫が保護できるシェルターを作って守ってやりたいという気持ちにも駆られます。

猫に危害を加える人間のいない世の中にしたいというのは、何とも壮大な願いですがそう思う人は多いはず。

猫は利口で見た目も行動も可愛らしく、良いにつけ悪いにつけ人間のターゲットにされやすい動物です。何が猫にとってもっとも幸せなのかいくら考えてもわかりません。放って置くのが一番かというと、では道端の車も通る草むらで母猫が子育てをしていたらどうするの?ほっとくの?とか考えてしまいます。

保護したは良いけど家の中においても凶暴で全くなつかない、ケージの奥から出てこないし手を伸ばせば引っかかれる。家庭内野良状態で果たして幸せなのかどうか。猫のホントの気持ちは分からないので、結局人間が勝手に想像するしかないのですけどね・・・。

殺処分のない世の中なんて、最低限の当たり前のことなのです。そんなことより猫と人が共存するために考えることはもっとたくさんあるはず。

法整備も法律ありきではないはず。むしろ全くの逆の、人の意識の総意が法に反映されるものであってほしいと思います。

1.考える人が増える
2.一人一人の意識が高まる
3.法に反映される

日本はまだまだ1. と2.を行ったり来たり・・・。

人間の都合で動物が翻弄されることのない世界を作ってあげたいですね。


著者:ねこたろう


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