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多頭崩壊から保護猫へ。そして家族へ 〜埼玉県川越保健所譲渡会〜

2018年3月18日、埼玉県の川越市保健所で「保護猫の譲渡会」が開催されました。会場は川越市保健所2階の小会議室。行政が場所を提供し、率先して譲渡会を開催するのは画期的なことだと思います。

川越保健所は最寄り駅からは1キロも離れており、少し不便な立地であるにもかかわらず、続々とご来場いただき、人が途切れることはありませんでした。

今回の譲渡会に参加したのは、この2月に川越で発覚した多頭崩壊の現場からレスキューされた猫たちです。殺処分はせずに何とか救う道を探すため、保健所の職員と埼玉県の認定譲渡団体が協力し、譲渡会にこぎつけました。

今回の参加協力団体は「またたび家 」と「わんにゃん小梅保育園(CAT’S HEART -FARCO-)」です。1頭1頭の紹介文にも猫たちへの想いが感じられます。

こういう譲渡会で猫を譲り受けることに、一般の方が躊躇する一面があるのもまた事実でしょう。主な理由は「いろいろと面倒なことを言われたり聞かれたりする」からですかね。例えば、家族全員の同意が必須であったり、住居の環境であったり、経済状況であったり、猫の脱走防止対策であったり・・・。プライベートなことまで踏み込んで聞かれることもあるでしょう。

でもそれは、保護した猫に対しての愛情の裏返しであり、幸せになって欲しいという気持ちの現れです。なにしろ、それまでの生活において辛い思いをしてきたであろう猫たちがほとんどなのですから。迎え入れる側のご家族も、それなりの覚悟を持つことは必要だと思うのです。たかが猫一匹と思わずにですね。覚悟を持たない方へ譲渡したいと思う保護主さんはいないでしょう。

さて、続いて今度は
なんと埼玉県庁で譲渡会が開催 されます。

2018年3月24日(土)11時〜14時。埼玉県庁みどりの広場です。犬の保護団体さんも参加されますので、猫だけでなく犬を飼いたいとお考えの方もぜひ足を運んでくださいね。

 

著者:ねこたろう


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