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2017年度の卒業生一挙ご紹介!【前編】−猫の館ME

千葉県浦安市にある里親募集型保護猫カフェ「猫の館ME」代表小倉です。昨年にゃんこマガジンのライターに参加させていただきながら、途中で本当にいろいろあって、なかなか原稿が進まずに年が変わってしまいました。2018年は心新たにコラムにも向き合ってゆきたいと思います。

さて、そんなわけで新年最初の投稿は、2017年に卒業した猫たちのことを。前編後編に分けてご紹介いたします。

ジョー(元イチロー)

2017年の卒業第1号・ジョーくんは、かなりのオトナになってからの当施設への入居でした。現在のジョーくんのご家族は、そんなジョーくんに「ピピピ」ときたそう。何度か通って彼に決められました。

たまこ

色白美人の白三毛さん。サクラ耳の元お外の猫さんです。2歳になる前に卒業してゆきました。

ゆきみ(元リコ)

入居後に一人っ子気質で、ケンカっ早い性格とわかる場合もあります。白黒のキュートな「ゆきみ」ちゃんも、そうでした。フリーにしておくと他の猫とケンカしてしまうので、人の目がない時はどうしてもケージで過ごしてもらうことになりがちです。

むち子(元あけみ)

長毛サビの「むち子」ちゃんもそう。ゆきみちゃん・むち子ちゃんは、お外で暮らしていた猫さんではなく、元いたお家から様々な理由で保護された猫さんです。ボランティアさん宅でのケアを経て当施設に入居しました。成猫であればあるほど、知らない猫がたくさんいる館での生活に戸惑うことと思います。

くらら(元あっちゃん)

仔猫時代に保護されても、ある程度お外の生活を経験したり、持ち前の人見知りの性格から人馴れに時間がかかる猫さんもいます。「くらら」ちゃんは1年かけてほんの少し触れるようになったところに卒業のお声がかかりました。幸福への切符をつかむことができたのは、最初はペン先で、それから指先で、当店先鋭の人スタッフが、マジックのような技術で馴らしてくれたおかげです。

源(ごん)ちゃん

「源」ちゃんも一緒に卒業した「みかん」ちゃんも、やはり触られるのはちょっと苦手。でもパパママのハートをゲットして巣立ってゆきました。必ず何か相性や直感、運命がそれぞれにあるものです。

みかんちゃん

成猫は性格ができあがっているので、里親希望の方がどんな猫との暮らしを思い描いているかによって、私たちもどの猫さんが合っているか、アドバイスをします。

きりん(元キイチ)・あさひ(元ジョージ)

びびりん坊だけれど、慣れるととーっても甘えん坊さんなキジ白兄弟「きりん」くんと「あさひ」くんは、二人一緒のお家がよいと考えました。仲良しの2頭でお互い支え合うことができ、馴染みや慣れも進みやすいからです。そして2頭のお迎えを希望した運命のパパママのもとへ引越しました。

最初はビビリが過ぎてパパもママも困ったことでしょう。でも悩みながら本気で二人と向き合い、今ではゴロスリの超甘えん坊っちゃんに仕上がったそうです。

クレオ(元グレーテル)・ナイル(元サリー)

最近卒業した「クレオ」くんと三毛猫「ナイル」ちゃん。二人とも実に怖がりさんな性格ですが、館から二人で移動したことで、私たちが思った以上のスピードで新しいお家に馴染んでゆき、クレオくんは早くもお膝でデレデレしているそうです

海風・きり

そしてにゃかよく恥ずかしがり屋さんの「海風」くんと「きり」ちゃん。嬉しい誤算としては、館では際立って人馴れが今一つだったきりちゃんが、二人一緒に行ったことで新しいお家での順応性が高かったこと。里親さんから送られてくる写真や動画では、早くも甘えたり遊んだりしています。

いかがでしたか?
後半は2頭セットでの譲渡のメリットがよくわかる事例でしたね。仲良しの猫たちの様子を見ているのは、こちらまで幸せな気持ちになってくるものです。これから里親になろうと考えている方はぜひ、2頭でのお迎えも視野に入れていただけたらと思います。

猫は固体によって違う動物か?というくらい、性格が様々です。猫と人がよりお互いが幸せになるために、マッチングはとても重要になっていきます。日ごろから館で入居猫たちを見ている我々人スタッフは、里親希望者様の生活スタイルや猫とのどんな暮らしをイメージしているかなど、細かくヒアリングして、アドバイスをしています。

後半もどうぞお付き合いくださいね。2018年もよろしくお願いいたします。

 

著者:猫の館ME 小倉則子


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