こんにちは。保護猫7匹と暮らす、ねこ生活アドバイザーのかばきみなこです。
春から夏にかけては、猫たちの出産・子育てシーズン到来!
あなたの周りでも、多くの「小さくで可愛い子猫達」が生まれているのではないでしょうか?
ねころんに寄せられるメールも、この時期はほとんどが子猫のお悩み相談。
そこで今回は、子猫にとってとても大切な、健康診断のお話をしようと思います。
よく、「子猫を保護しましたが食欲もあるし元気だから、動物病院には行かなくても良いですか?」
というご相談があるのですが、動物病院には絶対に連れて行って下さいね。
健康診断は、とっても大切なんです。
なぜなら、「食欲・元気がある=健康 」ではないからです。
体力も抵抗力も弱いのが子猫。
一見元気に見えても、体温維持が上手くできないので、体調が急変する可能性だってあります。
飲みなれないミルクや初めて食べる離乳食でお腹の調子が悪くなる事もあります。
初めて猫生活を始める人にとって、子猫が具合が悪くなってしまうと慌ててしまい、心配や不安ばかりが大きくなってしまいます。
そんなことの無いよう、子猫を保護したら、できるだけ早いうちに健康診断を受けましょう。
例えばわが家では、今から8年前、生まれつき両目まぶたがうまく閉じない子を保護しました。
最初の健康診断で獣医さんがすぐに今後の治療法を提案してくれたおかげで、
生後3ヶ月を迎えると同時に両目まぶたの形成手術、ちゃんとまぶたも閉じるようになり、ドライアイで辛い思いをさせる事もなくなりました。
その子は今、何も不自由なく毎日を過ごしています。
そして私はその子からたくさんの癒しをもらっています。
あの時治療のスタートが遅れていたら…
そう考えると、とても怖くなります。
では具体的に、健康診断って何をして、何が分かるのか?
ということですが、下記のようなことが分かります。
・おおよその週齢や月齢
・オスメスの判別
・体重測定
・体温測定
・検便での病気の有無
・ノミや寄生虫の駆虫
・ワクチン接種時期の相談
などなど。
特に野良子猫の場合は、獣医さんに触診をしてもらうことで、骨格の成長具合や身体のキズのチェックも出来ます。
健康診断は子猫の身体の色々な事がわかり、必要に応じた処置が出来ます。
早期発見、早期治療なら通院期間も短く、子猫への負担の少なくて済み、飼い主さんの心の不安、金銭的負担も軽くなります。
ですので、あなたも子猫を保護したらすぐに動物病院で、健康診断を受けてくださいね。
お互い癒し、癒され、猫との楽しく充実した生活も、スタートが肝心。
そして将来、穏やかな老猫期に入っていった時にも、この健診の習慣、長生きに繋がっていきますよ。
楽しい猫生活のスタートは、子猫期から健康診断を受ける習慣を!
元気で健康な人生ならぬ、猫生を送れるようサポートしていきましょう。
著者:かばきみなこ