ウィズキャット専属動物看護師の林ゆみです。
部屋を歩いていると「ガブリ!!!」とおうちの猫ちゃんが急に足を噛みついてきた!なんてことってありませんか?
「遊ぼうよ♪」なんてじゃれてくる猫ちゃんはとってもかわいいのですが、噛まれてしまうと痛くてたまりませんよね・・・!
そんなとき、猫ちゃんに対して誤った対応をしてしまうと、さらに噛むようになり、「噛み癖」がついてしまうなんてことも…。そこで、今回は猫ちゃんが噛んでしまうようになるのか?やってしまいがちな対応を解説いたします。
「いつも猫ちゃんに噛まれて傷だらけ…」「猫ちゃんの噛み癖がどんどんエスカレートしてしまう…」なんてお悩みの方はぜひご参考になさってくださいね!
猫ちゃんが噛んできたとき、あなたはどうしていますか?
①かまってあげる
猫ちゃんが噛んできたとき、そのまま遊んであげると、猫ちゃんは「噛んだら遊んでくれる♪」と考えるようになります。「噛まれたらかまってあげる」ことを繰り返すことで、かまってくれない時は噛む。そんなわがままな猫ちゃんを育てあげていくことになるのです。
愛情たっぷりに望みを叶えてあげるのは素晴らしい事ですが、もし、あなたが猫ちゃんに噛むことをやめてほしい場合は噛まれたときの対処方法を考えなおしてみましょう!
②大きな声を出す
急に猫ちゃんが噛んできたこときは驚き、「痛いっ!!」とつい声をあげてしまいますよね。もしくは、噛むことは悪いことなのだとわかってもらうために「痛い!」「ダメ!」など大きな声を上げる。なんてお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、その方法でわかってくれる猫ちゃんは実は少数派。多くの猫ちゃんは「反応があった♪」と考え、噛めば遊んでくれる、かまってくれると考えてしまいます。さらにそれだけでなく、大きな音に驚いてしまい猫ちゃんが興奮してしまう。なんてこともあるのです。
③説教・怒る
「噛んだら痛いんだよ?もう絶対噛んじゃだめだよ?」なんて諭すように猫ちゃんの目を見て言い聞かせる方も時々お見かけします。しかし、言い聞かせても改善しない場合がほとんどです。
それでもわかってくれないなら、怒鳴って叱る!さらには、猫ちゃんを叩き、体罰!という方、全く効果はないどころか、猫ちゃんを怖がらせ、嫌われるだけなので絶対にやめましょう。
上記で改善しない理由は、猫ちゃんは人間の言葉がわからない。というところにあります。
なかには日本語がわかる子もいるのかもしれませんし、多くの猫ちゃんも言葉の詳細は分からなくとも、猫ちゃんはあなたの気持ちや行動を察することはできます。「自分の名前」や「ごはん」などの言葉をしっかり覚えている子もたくさんいます。
私は、猫ちゃんと人間の言葉のやりとりは、「知らない外国語で喋る方と話すとき」のイメージだと考えています。あなたが急に知らない外国語で怒鳴られ叱られているところを想像してみてください。怒鳴られ、相手が怒っていることはわかっても言葉がわからないと『なぜ叱られているのか?』を理解できないと思うのです。原因もわからず怒られても、怖いと思いませんか?
猫ちゃんも同じ状態で、「なぜ叱られているのか」がわからないのです。噛むことをやめるどころか、怒鳴られたり、体罰をされてしまった場合はただただ、あなたに恐怖心や不信感を持つことになってしまうでしょう。さらには、「身を守るために噛む」ようになってしまうこともあります。体罰や怒鳴って叱ることは無意味どころか、逆効果になってしまいます。
次回は、噛んでくる猫ちゃんへのおすすめの対応方法をご紹介いたします!
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著者:ウィズキャット林 ゆみ