アニマルライフの竹堂(たけどう)です。
今日は3月22日(みゃー月にゃんにゃんの日ですね)。晴天でとても暖かい気候です。花粉症の僕にとってはとてもつらい1日ですが皆さんにとってはどんな一日でしたか?
さて、本日第2回目のコラムは、東京から岡山へ新幹線で移動中に執筆中です。第1回目のコラムでは「アニマルライフ」が「ペットショップを卒業」し、生体販売を止めて譲渡活動に転換したこと、事業運営という形態を取り船出したことに触れました。今回以降は、「アニマルライフ」代表に就任してからのことを少しずつお話したいと思います。
2016年10月に代表就任して、
「僕にできることは何だろう? 何も知らない僕が。何の力もない僕が。
メンバーのために、悲しい目にあってきた子たちのために、何ができるんだろう?」
僕はそんなことを考えていました。
まずは、当たり前のことなのですが2つのことを始めました。
① 従業員との対面での面談
② 事業が置かれている状況(数値)の把握
「ペットのジャングル」時代から勤務してくれているメンバー、新たに入社してくれた獣医師、トリマー、看護師。総勢30名との面談は、僕にとってとても有意義な時間でした。経営素人の僕に対して警戒心もなく、ただただ素直に一つ一つの質問に応えてくれたメンバーたち。面談で僕自身が一番確かめたかったこと。
それは・・・
「皆が動物たち(にゃんこ、わんこ)のこと」を本当に好きなのかな?という点でした。
「ペットショップを卒業」し、新たに「ペットの複合施設」としてサービスを見直し、店舗や病院をリニューアルすることは、資金があれば実現できる(実現しやすい)と思います。ただし、その中身、つまりは従業員の「にゃんこ、わんこ、ご家族に対する気持ちや思いやり」が店舗やサービスに入っていないと、ただの箱であり、ただのサービスになってしまう。そう思ったからです。
もちろん3日間の面談で、そんな僕の心配は吹き飛びました。温かな気持ちを持ったメンバーの集まりであることが確認できた面談でした。
皆さんは、生体販売を止めた、ペットの複合施設は事業として成り立つ?と思われますか?僕自身は、就任前、全く想像がつかない状況でした。面談と平行して、事業状況を把握することに努める過程で、マイナスと赤文字で染まる損益計算書と対峙し、現状の「アニマルライフ」の事業運営状況が散々たるものであることを直視しました。分かりやすく説明すると、「お財布にお金が入っていない状況」に近い状況。
本当に生体販売を止める選択を選んだ「アニマルライフ」を、再生できるのか?働いているメンバーを幸せにできるんだろうか?譲渡活動を継続し続けることができるのか?
眠れない日々がスタートしました。
続きは第3回コラムにて
著者:アークス竹堂佳紀