実は、ハマーに『線維肉腫』が発症する2年ほど前、不思議な出会いがありました。
宅配便を届けにやってきた宅配業者のお兄さんが、玄関で出迎えたハマーを見て「あああっ!」と言ってそのまま固まってしまったのです。
あまりに動揺した様子だったので「猫、お嫌いですか?ごめんなさい」とハマーを奥へ連れて行こうとすると、
「違うんです!うちの猫にそっくりで!ひょっとして○○○○というブリーダーさんのところのアメリカンショートヘアーではないですか?」とお兄さん。
その○○○○は、まさにハマーを譲り受けたアメショ専門のブリーダーさんの名前だったので
「そうです、12年前の9月頃に○○さんのところで買った子です」と話すと、
「やっぱりそうでしたか!僕もちょうど同じ頃、○○さんのところでメスのアメショを買ったんです。顔のカタチも、チョロっと舌ベロを出しているところも、うちの猫にそっくりなので、きっとこの子ときょうだいですよね!」と興奮した様子。
「ちょっと抱っこさせてもらっても良いですか?」
といってハマーを抱き上げた彼の目には、うっすらと涙が浮かんでいました。
「実は先月、うちの猫、死んじゃったんです。『線維肉腫』というガンで・・・」
やさしくハマーの頭をなでたあと、名残惜しそうにしながら腕から降ろし、
「取り乱してしまってすみません。うちの猫が生き返ったのかと一瞬混乱してしまったんですが、まさかこちらできょうだいに会えるとは・・・すごく嬉しかったです」
そういって、お兄さんは仕事に戻っていきました。
そのときは、「猫にもガンがあるのか・・・」としか思わなかった筆者ですが、2年が過ぎた後、ハマーの唇の上の赤い発疹を見たときに、ふと、このときのお兄さんの言葉がモヤモヤと頭をよぎったのです。
次回は、ハマーの『線維肉腫』闘病の様子を振り返ります。
実は、ハマーに『線維肉腫』が発症する2年ほど前、不思議な出会いがありました。
宅配便を届けにやってきた宅配業者のお兄さんが、玄関で出迎えたハマーを見て「あああっ!」と言ってそのまま固まってしまったのです。
あまりに動揺した様子だったので「猫、お嫌いですか?ごめんなさい」とハマーを奥へ連れて行こうとすると、
「違うんです!うちの猫にそっくりで!ひょっとして○○○○というブリーダーさんのところのアメリカンショートヘアーではないですか?」とお兄さん。
その○○○○は、まさにハマーを譲り受けたアメショ専門のブリーダーさんの名前だったので
「そうです、12年前の9月頃に○○さんのところで買った子です」と話すと、
「やっぱりそうでしたか!僕もちょうど同じ頃、○○さんのところでメスのアメショを買ったんです。顔のカタチも、チョロっと舌ベロを出しているところも、うちの猫にそっくりなので、きっとこの子ときょうだいですよね!」と興奮した様子。
「ちょっと抱っこさせてもらっても良いですか?」
といってハマーを抱き上げた彼の目には、うっすらと涙が浮かんでいました。
「実は先月、うちの猫、死んじゃったんです。『線維肉腫』というガンで・・・」
やさしくハマーの頭をなでたあと、名残惜しそうにしながら腕から降ろし、
「取り乱してしまってすみません。うちの猫が生き返ったのかと一瞬混乱してしまったんですが、まさかこちらできょうだいに会えるとは・・・すごく嬉しかったです」
そういって、お兄さんは仕事に戻っていきました。
そのときは、「猫にもガンがあるのか・・・」としか思わなかった筆者ですが、2年が過ぎた後、ハマーの唇の上の赤い発疹を見たときに、ふと、このときのお兄さんの言葉がモヤモヤと頭をよぎったのです。
次回は、ハマーの『線維肉腫』闘病の様子を振り返ります。