下の写真は新宿2丁目の古い町並みの中にいた子猫。
安藤さんが熱心に撮影していると、ひとりのおばさんが近づいてきて、「猫はね、写真を撮ると早く死んじゃうのよ」とつぶやいて、いなくなってしまったという。
でもきっと、このつぶらな瞳がかわいらしい子猫は、新宿の飲食街で出た食べ物でしっかり大きくなり、眼光鋭くふてぶてしい感じのノラ猫に成長するんだろうなぁ。
安藤さんがかつて個展を開催したとき、「あなたの写真は看板が笑えるわね」と言われたことがあるそうだ。この写真集にも電柱や看板の近くに猫という組み合わせがいくつかあるが、私が好きなのがこれ。
この写真集が出版されたのは平成15年(2003)6月のこと。
もう10年以上たってしまっているし、ここ数年で、新宿の再開発がまた一段と進んだので、こうした小さな商店街もなくなっているかもしれない…と想像して、さみしい気持ちになる。西新宿5丁目にあったという小さな商店街は今もあるかしら。
安藤さんが撮影に来ると、よくこの白いノラ猫がいて、おでん屋さんで買い物をする人を見上げては、「おわ~」とか「ほぇ~」と鳴いて、足元にくるくるとまとわりついていたそうだ。白いノラ猫にはパートナーがいたようなので、もしかしたら今は、その子や孫世代の猫たちが、「おわ~」「ほぇ~」と鳴いているかもしれないね。
下の写真は新宿2丁目の古い町並みの中にいた子猫。
安藤さんが熱心に撮影していると、ひとりのおばさんが近づいてきて、「猫はね、写真を撮ると早く死んじゃうのよ」とつぶやいて、いなくなってしまったという。
でもきっと、このつぶらな瞳がかわいらしい子猫は、新宿の飲食街で出た食べ物でしっかり大きくなり、眼光鋭くふてぶてしい感じのノラ猫に成長するんだろうなぁ。
安藤さんがかつて個展を開催したとき、「あなたの写真は看板が笑えるわね」と言われたことがあるそうだ。この写真集にも電柱や看板の近くに猫という組み合わせがいくつかあるが、私が好きなのがこれ。
この写真集が出版されたのは平成15年(2003)6月のこと。
もう10年以上たってしまっているし、ここ数年で、新宿の再開発がまた一段と進んだので、こうした小さな商店街もなくなっているかもしれない…と想像して、さみしい気持ちになる。西新宿5丁目にあったという小さな商店街は今もあるかしら。
安藤さんが撮影に来ると、よくこの白いノラ猫がいて、おでん屋さんで買い物をする人を見上げては、「おわ~」とか「ほぇ~」と鳴いて、足元にくるくるとまとわりついていたそうだ。白いノラ猫にはパートナーがいたようなので、もしかしたら今は、その子や孫世代の猫たちが、「おわ~」「ほぇ~」と鳴いているかもしれないね。