えぇ、今年の桜の開花予想、東京は3月23日だそうで。つまりは、この記事が皆様の目に留まる頃、お江戸東京ではまだ江戸桜は咲いていないのでございましょう。
江戸桜と言うのはソメイヨシノの二つ名でございますが、こちらが桜の代表として、開花宣言はこの花をもってなされるわけでございます。
まぁまぁ桜に限らず、江戸には「粋」という心意気がございまして、この粋な振舞いの1つに「季節の先取り」というものがございます。季節の移り変わりを誰よりも敏感に感じとることも、江戸の粋とされたわけでございますな。
ということで、本日は江戸の粋に習いまして、ソメイヨシノが咲く前に、先取って別の桜を愛でることといたしましょう♪
とはいっても、早咲きの河津桜などではございません！
ご紹介いたしますのはこちら。
その名も『猫桜』でございます。
【猫桜】
ネコ科
チイキネコ属
サクラネコ種
・猫桜は1年を通して見ることができ、分布は日本全国にわたる。
・野良猫を地域のコミュニティで面倒をみる「地域猫活動」において、捕獲後、避妊または去勢の手術を行った印に、その猫の耳をV字にカットする。カット後の見た目が桜の花弁に似ていることから、この耳を『猫桜』と呼ぶ。
注:ちなみに、この名称はホルモン田中が勝手に呼んでいるだけで、一般に認知された名称ではない。
ー ホルペディアより
ほらほら咲いております♪
なんとこちらでも咲いております♪
あらまぁ満開でございます♪
いとおかし♪いとおかし♪
季節の先取りを粋とした江戸の文化。
その中にあって、例外的に通年で用いられるられる柄が桜でございます。
そこもまた、猫桜に通ずるじゃございませんか。
ソメイヨシノが咲く前に
季節先取り 猫桜
垣根の向こうか車の下か
花びら探して 猫歩き
こんな遊び心で猫様を見守るのも、また一興でございましょう。
え？桜だ粋だと語っておいて、結局最後は猫の話じゃねーかって？
だって昔から言うでございましょ？
花よりニャンコ(団子)ってね
お後がよろしいよ～で♪
