アッシュ
実は、いまわたしは人生で初めて“猫のいない生活”を送っています。
きっかけは離婚。前の夫と別居をすることになり、出張不在中に愛猫アッシュの面倒を見るひとが居なくなったため、仕方なく実家の父母にしばらく面倒を見てもらうことに・・・
当初は離婚騒動が落ち着くまでの“ほんの数ヶ月だけ”のつもりでしたが、実家で暮らし始めたアッシュはあっという間に父や母になつき、父母にとっては“かわいい孫”のような存在になっていったのです。
人は“誰かの世話をする”ことによって、生きがいや希望が湧いてくるといいます。
アッシュはまさに定年を迎えた父母にとって“新しい希望”そのもの。
数ヵ月後、騒動が落ち着いた後に、「アッシュを引き取りにいくから・・・」とは娘のわたしの口からは言えず、今もアッシュは実家で猫っ可愛がりされています。
人生初の『猫不在生活』を送る今、ぽっかりと心に穴が空いてしまったような気分ですが、
父母の笑顔を見るたびに「これでよかった」と思うようになりました。
アッシュ10歳、父母は70代。
元気に長生きしてほしいものです。