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猫との引越し 交通手段別まとめ

もうじき引越しシーズンですね。初めて一人暮らしをされる方や、就職・転職などでお引越しをされる方のために、「猫との引越し」についてまとめました。

<出発前に>

猫は環境の変化を嫌います。旧住所にご家族や同居人が残る場合は、そもそも猫さんを連れて行くべきかをよく考えましょう。新生活は何かとバタバタします。特に引越し前後は家具や荷物の移動で猫さんを驚かせてしまう可能性が高いので、生活が落ち着いてから、猫さんだけ遅れて引っ越すほうがストレスが少なく合理的です。

荷造りの際、誤って猫さんを箱詰めしないように気をつけましょう。ダンボールを見つけると入らずにはいられない猫の習性は皆様ご存知のとおりです。ガムテープで封をする前に、猫が混入していないことを確認してください。

また、家具や荷物を家の外に運び出す際には、猫さんは他の部屋に閉じ込めるかケージに入れ、脱走などの事故を防ぎましょう。

猫さんを移動させる時は、必ずリードをつけてケージに入れましょう。慣れない環境に驚いて脱走事故が起こることがあり、大変危険です。ちなみに、猫さんのストレスを軽減するために、ケージなどにスプレーするタイプの薬もあります。

<交通手段別まとめ>

1.自家用車

飼い主も自家用車で移動する場合、最も現実的です。運転手以外の人が猫さんのお世話をしてあげられます。ただし、基本はケージに入れ、ケージから出すときのためにリードもつけておきましょう。車内を自由にさせてしまうと運転席のアクセルやブレーキの下に潜り込んでしまったり、運転手の視界を遮ったりして事故につながるおそれがあります。助手席や後部座席の足元にトイレを置いておき、サービスエリアなどでトイレ休憩をはさんであげましょう。

2.電車・バス

JRやほとんどの私鉄、路線バスは、指定の大きさ以下のキャリーに入れておけば動物を乗せることができます。座席で一緒に過ごせるので、常に様子を見ていられます。あまり鳴く場合はデッキに移動するなどの配慮が必要です。また、夜行バスなど非常に長距離のバスは非現実的です。

新幹線で移動中の様子。JRの手回り品切符がついています。うちの子はハードキャリーだと騒ぐので、やむを得ずスリングキャリーを使用し、たまに顔を出して機嫌を取っています。

3.飛行機

一般的に預け入れ荷物として預けます。貨物室はあくまで荷物を入れるための場所ですから、機械操作音などかなりの騒音がします。猫さんにとって非常にストレスがかかりますので、海外や離島などやむを得ないケース以外は敬遠すべきでしょう。なお、海外の航空会社ですと座席に一緒に搭乗することができる場合もあるので、海外に引っ越す際は調べてみるとよいでしょう。

4.タクシー

基本的にキャリーに入れれば問題なく載せられます。最近はペット専用のタクシー会社(ペットタクシー)も増えており、臭いや毛で肩身の狭い思いをしなくて済む、猫さんのみの輸送をしてくれるなどの利点があります。

5.徒歩や自転車

引っ越し先が近距離の場合、さらに乗り物が苦手な猫さんには有用です。脱走予防のリード+キャリーは必須。自転車で移動するときは、背負えるタイプやスリングタイプのキャリーが便利です。徒歩の場合、バギータイプや車輪のついたキャリーを使用することもあるかと思いますが、地面をひくガラガラ音と振動が猫さんにかなり伝わりますので徒歩数分程度に留めたいですね。猫さんを気遣いながら自力で移動するのは意外と大変で、飼い主の体力も消耗しますから、ちょっとでも不安に感じる方はタクシーや自家用車を利用するのが無難です。

徒歩なら公園で休憩もできるので、お外が好きな猫さんは楽しめます。

以上、交通手段別まとめでした。引っ越し場所などの条件はもちろん、猫さんの性格も考えて移動手段を選びましょう。


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