猫専用デザイナーズ in 沖縄 連載第2回

こんにちは!
猫専用デザイナーズアパートオーナー田場です。

元々アレルギー性鼻炎で、鼻が詰まりがち、鼻水出っ放しでも病院にはいかないのですが、あまりにも症状がひどいので15年ぶりくらいに耳鼻科へ!

するとお医者さまから衝撃の事実が…。

「沖縄では今、解明されてない謎のアレルギー物質が蔓延していて、あなたのように駆けつけてくる人が急増している」マジかっ!?

謎のアレルゲン物質・・・。こわっ。
確かにこの話を周りのビエナーに話すと、「確かに最近症状がひどい!!」
と、最近の症状の悪化に悩んでいるようでした。

あ、ビエナーとは鼻炎の人を指します。流行る気配は1ミリもない造語です。
昔から言いますよね。
「鼻炎の人は鼻炎の人を呼ぶ」
言わないか。

なぜか私の周りには自然とビエナーが集まります。あなたも謎のアレルゲン物質にはお気をつけください。今のところ、猫さんたちへの影響はなさそうです。

さて、そんなアレルゲン物質よりも…

本当にあった怖〜い怖〜い体験談を今日はお話したいと思います。

それは…
「猫専用アパートまやちぐら」が完成する前に訪れた、最初にして最大のピンチ。

まやちぐらは、私が散髪に行った際、偶然見ていた住宅新聞に保留地抽選案内を発見したところから始まります。しかもなんとその2日後が申し込みの締め切りというタイミング!

奇跡としか言いようのないタイミングでした。あの日に髪を切りに行かなければ、予約がいっぱいだったら、「まやちぐら」は存在していなかったかもしれません。

*保留地は土地を安く買えるチャンスなので「地元の地名 保留地」で検索!

当たればラッキー!高倍率の抽選会

私が参加したのは沖縄県中城村南上原の保留地抽選。人口やアパート・マンションが急激に増加している発展地域。20年くらい前は畑だらけのところだったので、最近南上原に久しぶりに来る人は、口々に「変わりすぎ」と言うほどの変貌を遂げています。

大人気のため、土地の価格は高く、競争率はかなり高め。20カ所ほどある保留地の中から1カ所を選んだのですが、応募者は50名ほどいました。不動産業者、地元の有名な会社など、一般人に紛れてその道のプロや事業家が多数狙っているような「良い土地」だったのです。

そんな中、土地を取得できる権利をゲットできるのは1人だけ。抽選会場の人の多さに「当たればラッキー」くらいの気持ちでした。

ななななんと…!

まずは本くじを引く順番を引く順番を決めるくじから引かされました。
ややこしいですね。
本くじを引くくじ引きで、私は17番くじを引きました。
私の前に16人もくじを引くわけです。
当選は絶望的でした。

しかし、17番目に私がくじを引くとそこには「1」という数字が記されていました。最初はそれが何を示しているのかよくわかりませんでした。

全員がくじを引き終わり、司会者から
「今回の当選者は田場さん」
と声をかけられ、その時に初めて1番に交渉できる権利をゲットしたんだ!と理解できました。

すなわち大当たりです!!

しかし、交渉権を手に入れただけで、まだ土地を手に入れたわけではありません。ここから土地代金の支払期限までに事業計画、銀行の融資取り付け、そして土地代金の支払いができなければ、交渉権は2番目の人に移ります。

大当たり転じて茨の道の幕開けへ

制限時間は約2カ月だったと思います。
あまりのハードスケジュールで、あまり記憶がありません(笑)。急ピッチで建築会社、設計士、銀行を駆けずり回る日々。勉強のため、東京の猫アパート等々も実際に東京に行って、勉強させてもらいました。

全ての計画が整い、銀行との融資の話も大詰め!!

しかし、事業計画書を見た銀行は「収益性を高めるために1Kを6部屋にしなさい」と、収益性の悪さを指摘。ですが私はまず儲けを優先すると、住む人が満足する部屋が作れないと考えていました。そして最後まで、猫と人が快適に暮らすためには1LDK4部屋が必要だと主張し続けた結果……!!

話は平行線のまま、支払期限の前日がやってきました。
銀行からの返事は

「やはり融資はできません」

オーマイガットトゥギャザー。
仕事の休憩中にこの電話を受けた私は膝から崩れ落ちました。

人間ピンチになると本当に膝に力が入らなくなり、崩れ落ちるもんなんですね。
身をもって貴重な経験をしました。

この猫アパートの計画に関わった全ての人たちの努力が全て水の泡になる。
恐怖しかありませんでした。

慌てて土地代金納付先の中城村に支払いを少し待ってほしいと電話をし、少しの間だけ
延長が可能になりました。それから建築会社に銀行を紹介していただいたことにより、晴れて融資を引くことができましたが、あんな怖い思いは二度とごめんです。

新しく紹介していただいた銀行さんは私の思いを汲んでくれ、事業計画に賛成してくれました。思いを貫く大事さも痛感できました。

融資の許可が出た時は本当に心からほっとしました。
ほっともっとの8倍はホッとしました。

しかしまだまだ戦いは続きます。
本当の戦いはここから始まります。

次回は、まやちぐらができるまでの様々な紆余曲折を書いていきます。
お楽しみに!

まやちぐらの全てがここに!

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猫専用デザイナーズアパート:田場正親

猫専用デザイナーズ in 沖縄 連載第2回

こんにちは!
猫専用デザイナーズアパートオーナー田場です。

元々アレルギー性鼻炎で、鼻が詰まりがち、鼻水出っ放しでも病院にはいかないのですが、あまりにも症状がひどいので15年ぶりくらいに耳鼻科へ!

するとお医者さまから衝撃の事実が…。

「沖縄では今、解明されてない謎のアレルギー物質が蔓延していて、あなたのように駆けつけてくる人が急増している」マジかっ!?

謎のアレルゲン物質・・・。こわっ。
確かにこの話を周りのビエナーに話すと、「確かに最近症状がひどい!!」
と、最近の症状の悪化に悩んでいるようでした。

あ、ビエナーとは鼻炎の人を指します。流行る気配は1ミリもない造語です。
昔から言いますよね。
「鼻炎の人は鼻炎の人を呼ぶ」
言わないか。

なぜか私の周りには自然とビエナーが集まります。あなたも謎のアレルゲン物質にはお気をつけください。今のところ、猫さんたちへの影響はなさそうです。

さて、そんなアレルゲン物質よりも…

本当にあった怖〜い怖〜い体験談を今日はお話したいと思います。

それは…
「猫専用アパートまやちぐら」が完成する前に訪れた、最初にして最大のピンチ。

まやちぐらは、私が散髪に行った際、偶然見ていた住宅新聞に保留地抽選案内を発見したところから始まります。しかもなんとその2日後が申し込みの締め切りというタイミング!

奇跡としか言いようのないタイミングでした。あの日に髪を切りに行かなければ、予約がいっぱいだったら、「まやちぐら」は存在していなかったかもしれません。

*保留地は土地を安く買えるチャンスなので「地元の地名 保留地」で検索!

当たればラッキー!高倍率の抽選会

私が参加したのは沖縄県中城村南上原の保留地抽選。人口やアパート・マンションが急激に増加している発展地域。20年くらい前は畑だらけのところだったので、最近南上原に久しぶりに来る人は、口々に「変わりすぎ」と言うほどの変貌を遂げています。

大人気のため、土地の価格は高く、競争率はかなり高め。20カ所ほどある保留地の中から1カ所を選んだのですが、応募者は50名ほどいました。不動産業者、地元の有名な会社など、一般人に紛れてその道のプロや事業家が多数狙っているような「良い土地」だったのです。

そんな中、土地を取得できる権利をゲットできるのは1人だけ。抽選会場の人の多さに「当たればラッキー」くらいの気持ちでした。

ななななんと…!

まずは本くじを引く順番を引く順番を決めるくじから引かされました。
ややこしいですね。
本くじを引くくじ引きで、私は17番くじを引きました。
私の前に16人もくじを引くわけです。
当選は絶望的でした。

しかし、17番目に私がくじを引くとそこには「1」という数字が記されていました。最初はそれが何を示しているのかよくわかりませんでした。

全員がくじを引き終わり、司会者から
「今回の当選者は田場さん」
と声をかけられ、その時に初めて1番に交渉できる権利をゲットしたんだ!と理解できました。

すなわち大当たりです!!

しかし、交渉権を手に入れただけで、まだ土地を手に入れたわけではありません。ここから土地代金の支払期限までに事業計画、銀行の融資取り付け、そして土地代金の支払いができなければ、交渉権は2番目の人に移ります。

大当たり転じて茨の道の幕開けへ

制限時間は約2カ月だったと思います。
あまりのハードスケジュールで、あまり記憶がありません(笑)。急ピッチで建築会社、設計士、銀行を駆けずり回る日々。勉強のため、東京の猫アパート等々も実際に東京に行って、勉強させてもらいました。

全ての計画が整い、銀行との融資の話も大詰め!!

しかし、事業計画書を見た銀行は「収益性を高めるために1Kを6部屋にしなさい」と、収益性の悪さを指摘。ですが私はまず儲けを優先すると、住む人が満足する部屋が作れないと考えていました。そして最後まで、猫と人が快適に暮らすためには1LDK4部屋が必要だと主張し続けた結果……!!

話は平行線のまま、支払期限の前日がやってきました。
銀行からの返事は

「やはり融資はできません」

オーマイガットトゥギャザー。
仕事の休憩中にこの電話を受けた私は膝から崩れ落ちました。

人間ピンチになると本当に膝に力が入らなくなり、崩れ落ちるもんなんですね。
身をもって貴重な経験をしました。

この猫アパートの計画に関わった全ての人たちの努力が全て水の泡になる。
恐怖しかありませんでした。

慌てて土地代金納付先の中城村に支払いを少し待ってほしいと電話をし、少しの間だけ
延長が可能になりました。それから建築会社に銀行を紹介していただいたことにより、晴れて融資を引くことができましたが、あんな怖い思いは二度とごめんです。

新しく紹介していただいた銀行さんは私の思いを汲んでくれ、事業計画に賛成してくれました。思いを貫く大事さも痛感できました。

融資の許可が出た時は本当に心からほっとしました。
ほっともっとの8倍はホッとしました。

しかしまだまだ戦いは続きます。
本当の戦いはここから始まります。

次回は、まやちぐらができるまでの様々な紆余曲折を書いていきます。
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猫専用デザイナーズアパート:田場正親