2015年の全国の自殺者は前年と比べて1456人(5.7%)減の2万3971人で、6年連続の減少でした。
しかし日本は先進国の中でもトップクラスの自殺が多い国。なんと交通事故で死亡する人よりも、自殺して命を落とす人の方が多いのです。(平成17年における自殺者数は、3万2552人(警察庁統計)であり、交通事故死者数(平成17年6871人)の約5倍)
そして日本には年間15万人ほどの変死者がいるそうです。WHOの基準ではその半分を自殺者としてカウントすることになっているので、本当は公表すべき自殺者数は10万人に近いのでは?という説もあります。これは実に他の先進諸国の10倍に当たる数字だとか。(http://fenwayfocus.org/2013/07/newwhohivguidelines/)
自ら命を落とすなんて、動物として自然に反するのでは?と思っていましたが、何とネコも自殺をすることが分りました。
動物の中で、ネコだけが自殺するわけではありません。他の動物も自殺するそうですが、あの自由気侭に見えるネコが自殺なんて、とても考えられませんよね。
☆マルタン・モネスティエ著「自殺全書」
このことを紹介してくれたのが、なんとあの人気作家の村上春樹氏。マルタン・モネスティエというフランス人ジャーナリストが書いた「自殺全書」という古今東西の自殺に関する記事を集めた本があるのですが、この本の中に記載されていたそうです。
“ローマのフランス人学校の校長に飼われていた雄猫は、フランス大使館の飼っていた雌猫にきっぱりと愛を拒絶されて、ファルネーゼ館のバルコニーから身を投げた。
世をはかなんでかどうかはわからないけれど、見ていた人の話では「どう見ても自殺としか考えられない死に方だった」ということだ。(中略)
かと思うと、海で投身自殺した猫もいる。ある漁師の飼っていた雌猫は、年をとって、足に怪我をしたこともあり、だんだんかたくなな性格になっていった。ある日、猫は産んだばかりの子猫を飼い主の漁師に「この子のことはよろしくお願いしますね」という風に託すと、決然と海の方に走っていって、そのまま波の中に入っていった。”(「村上ラヂオ」より抜粋)
いかがですか。この漁師は深くその母猫を愛していたため、すぐに後を追って海に飛びこみ助け上げたそうです。濡れたネコを家に連れ帰り、体を拭いて毛を乾かそうと陽の当たる場所に寝かせましたが、漁師がちょっと目を離したスキに、また同じ方法で海に飛び込み、今度は命を絶ってしまったとか。
1度ならともかく、2度も自ら海に飛び込んで行くなんて、やはり自殺としか考えられません。この不思議なネコの問題行動、一体なぜなんでしょうか…。
2015年の全国の自殺者は前年と比べて1456人(5.7%)減の2万3971人で、6年連続の減少でした。
しかし日本は先進国の中でもトップクラスの自殺が多い国。なんと交通事故で死亡する人よりも、自殺して命を落とす人の方が多いのです。(平成17年における自殺者数は、3万2552人(警察庁統計)であり、交通事故死者数(平成17年6871人)の約5倍)
そして日本には年間15万人ほどの変死者がいるそうです。WHOの基準ではその半分を自殺者としてカウントすることになっているので、本当は公表すべき自殺者数は10万人に近いのでは?という説もあります。これは実に他の先進諸国の10倍に当たる数字だとか。(http://fenwayfocus.org/2013/07/newwhohivguidelines/)
自ら命を落とすなんて、動物として自然に反するのでは?と思っていましたが、何とネコも自殺をすることが分りました。
動物の中で、ネコだけが自殺するわけではありません。他の動物も自殺するそうですが、あの自由気侭に見えるネコが自殺なんて、とても考えられませんよね。
☆マルタン・モネスティエ著「自殺全書」
このことを紹介してくれたのが、なんとあの人気作家の村上春樹氏。マルタン・モネスティエというフランス人ジャーナリストが書いた「自殺全書」という古今東西の自殺に関する記事を集めた本があるのですが、この本の中に記載されていたそうです。
“ローマのフランス人学校の校長に飼われていた雄猫は、フランス大使館の飼っていた雌猫にきっぱりと愛を拒絶されて、ファルネーゼ館のバルコニーから身を投げた。
世をはかなんでかどうかはわからないけれど、見ていた人の話では「どう見ても自殺としか考えられない死に方だった」ということだ。(中略)
かと思うと、海で投身自殺した猫もいる。ある漁師の飼っていた雌猫は、年をとって、足に怪我をしたこともあり、だんだんかたくなな性格になっていった。ある日、猫は産んだばかりの子猫を飼い主の漁師に「この子のことはよろしくお願いしますね」という風に託すと、決然と海の方に走っていって、そのまま波の中に入っていった。”(「村上ラヂオ」より抜粋)
いかがですか。この漁師は深くその母猫を愛していたため、すぐに後を追って海に飛びこみ助け上げたそうです。濡れたネコを家に連れ帰り、体を拭いて毛を乾かそうと陽の当たる場所に寝かせましたが、漁師がちょっと目を離したスキに、また同じ方法で海に飛び込み、今度は命を絶ってしまったとか。
1度ならともかく、2度も自ら海に飛び込んで行くなんて、やはり自殺としか考えられません。この不思議なネコの問題行動、一体なぜなんでしょうか…。