前回、製造場所がない!ということで、猫のおやつ作りがストップしてしまい、その後、場所探しに奔走。

あっという間に2ヶ月経過・・・。

オルカさんの御開帳がみられる、汗ばむ季節になりました。

(ぱかんと御開帳の隙に、手を合わせ拝んでおく。なむなむ!)

そして、なんとか製造場所の目処が立ってきました。

ここ矢井賀には、以前、うるめイワシの加工場がありました。新鮮な国産のうるめイワシの干物はとても人気で、高値で売れていたそうです。

ところが、中国産が入ってくるようになり、国産のうるめイワシの需要は減少。矢井賀を支えた貴重な産業である加工場はなくなってしまったのです。

建物もなくなってしまいましたが、今もその跡地は残っています。コンクリートで固められた更地。なんとその土地が空いているというのです。お魚を加工していた場所なので、当然のことながら猫のおやつ作りにも最適なはず!

けれど、持ち主は誰なのかわからず、「借りたいなぁ」「借りたいなぁ」と言いふらしておりました。

すると、いつも私をかわいがってくれているおばちゃんが、「連絡してあげる!」と言って、すぐに話はまとまり翌週には賃料の交渉→契約まで、あっという間に進んだのでした。

しかもこの場所は、
・水道が来ている!
・排水溝がある!
・車が停められる!
・広いっ!

ときた。
なんという好条件でしょう。

いや、普通でしょっ!てお思いの皆様。
矢井賀でこれだけの条件が整っており、且つ、貸して下さる土地は、ほとんどないのですよ。本当にありがたい条件がそろっているのです。

次に、その更地に建てる建物はどうするのか、という問題が。

更地に建物を建てるといくらかかるのか???
数千万、数百万円かかることもあるっちゃある。

私の場合は、6畳の小さなプレハブでいいと思っていました。ところが、プレハブも侮るなかれ、新品では80万~100万円くらい。中古でも一畳10万円くらいが相場なのです。6畳だと60万くらい。

そんなお金はないから、「困ったなぁ」「困ったなぁ」と、言いふらしておりました。
(言いふらすのが得意です!!)

すると、近所のおんちゃんがプレハブを格安で見つけてきてくれたのです!

中古のプレハブを求めて、おんちゃん(以下、おんちゃんA)に案内してもらい、プレハブの持ち主のおんちゃん(以下、おんちゃんB)のところへ車を走らせました。

そして、見せてもらったプレハブは、かなりのボロボロ。天井、壁、床の修繕は必須。ですが、窓や外壁はしっかりしている。うん。なんとかいけそう!!
そして、なによりお値段が…
5万円!!!

それでも5万円は今の私にとって大金。
プレハブ代とは別に運ぶための4トン車やクレーンのレンタルがいると考えると、即決できずにいました。すると、おんちゃんAとおんちゃんBが何やらごにょごにょ話している。
値下げ交渉をしてくれていたのです。

その結果、なんと3万円に!!!

おおおお!これなら手が出る。
ダイソン買うより安いではないか!!

すぐに買いますと言いたかったが、とりあえず修繕費のこともあるので、一旦帰って考えますと伝えると・・・

今度は、外を指さし「あれも持っていきや」といって、おんちゃんBがおまけをつけてくれたのです。

なんとなんとっ!
おまけがっ!

仮設トイレっ!!!!

・・・・・・(汗)

トイレはおんちゃんAに貰ってもらおう。

その後、数日経って冷静になってからプレハブを買うことを決断。すると、おんちゃんAが更に粘りの交渉を続けてくれ、おんちゃんBも気前が良くて、最終的にはプレハブを2万円でゲットできたのでした。仮設トイレ付きで。

いやぁ、田舎って本当に面白いですねぇ(水野晴郎風にしみじみと)。

今の時代、ネットで検索すればなんでもすぐに調べることができ、大概のものがすぐに手に入ります。

それに比べ、泥臭い人と人との密な繋がりで成り立っている田舎ネットワークでは、探すのに時間もかかります。手間もかかります。でも、予想外の、想像を超えたものが手に入ることがあるんです!

たとえば、仮設トイレがおまけに付いてくるとか!!!

ありがとう!田舎ネットワーク!
ありがとう!仮設トイレ!

それでは、プレハブを公開!!

(なにやら、怪しいロープが)

今はボロボロです。
それでも、とにかく夢が広がりワクワクしています!

それは私が高知に移住する少し前。夢が実現するようにと、一枚の絵を描きました。

いつか、矢井賀に小さくてかわいい製造場所を作りたい。

その場所を、猫とおばあちゃんが活躍できる場所にしたい。

そんな思いで描いた絵です。

この絵に描いた「Yaika factory」がもうすぐ実現するかもしれないのです。

4月に予定していたテスト販売は、ずいぶん遅れることになりました。その代わりに、夢の実現がまた一つ近づいてきたような、そんな気がしています。

楽しみにしてくださっている皆様、いつも応援してくださっている皆様には、大変お待たせをして申し訳ありません。その分、より良い商品を販売できるよう準備を進めていきますので、もう少しお待ちいただけると嬉しいです。

コラムをすっかりサボっている間に(サボっていたというか、なんというか、サボっていたんですけど、しどろもどろ・・・)製造場所だけでなく、様々な良いこと、面白いこと、嬉しいことが巻き起こりました!!そして改めて「お猫様の持つ引き寄せパワー」にただただ驚いています。

巻き起こった数々の嬉しいことについては、また次回ご報告いたします!

(おんちゃんAの家に生まれた子猫。もしやラッキーキャットかも?!)

 

著者:猫好き地域おこし協力隊 井川愛

前回、製造場所がない!ということで、猫のおやつ作りがストップしてしまい、その後、場所探しに奔走。

あっという間に2ヶ月経過・・・。

オルカさんの御開帳がみられる、汗ばむ季節になりました。

(ぱかんと御開帳の隙に、手を合わせ拝んでおく。なむなむ!)

そして、なんとか製造場所の目処が立ってきました。

ここ矢井賀には、以前、うるめイワシの加工場がありました。新鮮な国産のうるめイワシの干物はとても人気で、高値で売れていたそうです。

ところが、中国産が入ってくるようになり、国産のうるめイワシの需要は減少。矢井賀を支えた貴重な産業である加工場はなくなってしまったのです。

建物もなくなってしまいましたが、今もその跡地は残っています。コンクリートで固められた更地。なんとその土地が空いているというのです。お魚を加工していた場所なので、当然のことながら猫のおやつ作りにも最適なはず!

けれど、持ち主は誰なのかわからず、「借りたいなぁ」「借りたいなぁ」と言いふらしておりました。

すると、いつも私をかわいがってくれているおばちゃんが、「連絡してあげる!」と言って、すぐに話はまとまり翌週には賃料の交渉→契約まで、あっという間に進んだのでした。

しかもこの場所は、
・水道が来ている!
・排水溝がある!
・車が停められる!
・広いっ!

ときた。
なんという好条件でしょう。

いや、普通でしょっ!てお思いの皆様。
矢井賀でこれだけの条件が整っており、且つ、貸して下さる土地は、ほとんどないのですよ。本当にありがたい条件がそろっているのです。

次に、その更地に建てる建物はどうするのか、という問題が。

更地に建物を建てるといくらかかるのか???
数千万、数百万円かかることもあるっちゃある。

私の場合は、6畳の小さなプレハブでいいと思っていました。ところが、プレハブも侮るなかれ、新品では80万~100万円くらい。中古でも一畳10万円くらいが相場なのです。6畳だと60万くらい。

そんなお金はないから、「困ったなぁ」「困ったなぁ」と、言いふらしておりました。
(言いふらすのが得意です!!)

すると、近所のおんちゃんがプレハブを格安で見つけてきてくれたのです!

中古のプレハブを求めて、おんちゃん(以下、おんちゃんA)に案内してもらい、プレハブの持ち主のおんちゃん(以下、おんちゃんB)のところへ車を走らせました。

そして、見せてもらったプレハブは、かなりのボロボロ。天井、壁、床の修繕は必須。ですが、窓や外壁はしっかりしている。うん。なんとかいけそう!!
そして、なによりお値段が…
5万円!!!

それでも5万円は今の私にとって大金。
プレハブ代とは別に運ぶための4トン車やクレーンのレンタルがいると考えると、即決できずにいました。すると、おんちゃんAとおんちゃんBが何やらごにょごにょ話している。
値下げ交渉をしてくれていたのです。

その結果、なんと3万円に!!!

おおおお!これなら手が出る。
ダイソン買うより安いではないか!!

すぐに買いますと言いたかったが、とりあえず修繕費のこともあるので、一旦帰って考えますと伝えると・・・

今度は、外を指さし「あれも持っていきや」といって、おんちゃんBがおまけをつけてくれたのです。

なんとなんとっ!
おまけがっ!

仮設トイレっ!!!!

・・・・・・(汗)

トイレはおんちゃんAに貰ってもらおう。

その後、数日経って冷静になってからプレハブを買うことを決断。すると、おんちゃんAが更に粘りの交渉を続けてくれ、おんちゃんBも気前が良くて、最終的にはプレハブを2万円でゲットできたのでした。仮設トイレ付きで。

いやぁ、田舎って本当に面白いですねぇ(水野晴郎風にしみじみと)。

今の時代、ネットで検索すればなんでもすぐに調べることができ、大概のものがすぐに手に入ります。

それに比べ、泥臭い人と人との密な繋がりで成り立っている田舎ネットワークでは、探すのに時間もかかります。手間もかかります。でも、予想外の、想像を超えたものが手に入ることがあるんです!

たとえば、仮設トイレがおまけに付いてくるとか!!!

ありがとう!田舎ネットワーク!
ありがとう!仮設トイレ!

それでは、プレハブを公開!!

(なにやら、怪しいロープが)

今はボロボロです。
それでも、とにかく夢が広がりワクワクしています!

それは私が高知に移住する少し前。夢が実現するようにと、一枚の絵を描きました。

いつか、矢井賀に小さくてかわいい製造場所を作りたい。

その場所を、猫とおばあちゃんが活躍できる場所にしたい。

そんな思いで描いた絵です。

この絵に描いた「Yaika factory」がもうすぐ実現するかもしれないのです。

4月に予定していたテスト販売は、ずいぶん遅れることになりました。その代わりに、夢の実現がまた一つ近づいてきたような、そんな気がしています。

楽しみにしてくださっている皆様、いつも応援してくださっている皆様には、大変お待たせをして申し訳ありません。その分、より良い商品を販売できるよう準備を進めていきますので、もう少しお待ちいただけると嬉しいです。

コラムをすっかりサボっている間に(サボっていたというか、なんというか、サボっていたんですけど、しどろもどろ・・・)製造場所だけでなく、様々な良いこと、面白いこと、嬉しいことが巻き起こりました!!そして改めて「お猫様の持つ引き寄せパワー」にただただ驚いています。

巻き起こった数々の嬉しいことについては、また次回ご報告いたします!

(おんちゃんAの家に生まれた子猫。もしやラッキーキャットかも?!)

 

著者:猫好き地域おこし協力隊 井川愛