私は2004年から猫のクラフト作家として活動をしています。
特にワイヤークラフトとアクセサリーを中心に制作しています。
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↑オーダープレート(2017制作)銅線、ガラス、銅板、真鍮板使用
その中でお客様によく聞かれるのが「いつからワイヤーを始めたのですか?」ということ。
さて?いつからだったかしら・・・
あらためて調べると、さかのぼること1997年。まだ本格的な作家活動を始める前、広告の仕事をしながら版画やイラストやオブジェなど、その時に作りたいと思ったものを思うままに作り、公募に出したり、二人展を開いたりしていました。
その中で1997年の6月に相模原市相模大野にある市民ギャラリーにて初めての個展を行ったのですが、その時に作ったオブジェにワイヤーを取り入れたのが最初のようです。当時の作品カタログとポストカードが残っていたのでわかりました。
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↑HEART FLOWER(1997年制作) テーピングワイヤー、コットン生地、石粉粘土、額他使用
それをきっかけに、クレイとワイヤーを合わせた作品を作るようになりました。
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↑angelcat(2000年誕生)ウッドクレイ、ステンレスワイヤー使用
この作品はここ最近バージョンアップし、現在も制作しています。
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↑2004年の作品。作家活動を始めて百貨店の猫展に出始めた頃。 石粉粘土、ステンレスワイヤー使用
また、当時クラフトが盛んだったカナダのバンクーバーへ何度となく足を運んでは、日本では手に入らない可愛い雑貨やガラスビーズ、天然石を仕入れていたのですが、その時持ち帰ったワイヤーのアルファベットのオブジェに影響を受け、ワイヤーの世界にのめり込んでいったように思います。
2008年に工房を立ち上げてからは、それまでワイヤーで留めていた接続箇所にハンダを使うようになり、そこからガラスを合わせることが可能になりました。
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↑2008年の作品。ワイヤーで留めていた頃の作品。銅線使用
ワイヤーは平面だけでなく空間と影も表現でき、さらに異素材と合わせることで無限に広がる可能性を秘めていてとても魅力的です。
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↑2013年の地元相模原での個展ではワイヤーを使ったインスタレーション(空間構成)を行なった
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イベント会場ではワイヤーイラストレーションで壁をディスプレイすることも( 丸の内オアゾ「Catアートフェスタ2014」)
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影も作品の一部(谷中猫町ギャラリー個展/2016年)。 銅線、ガラス、スワロフスキー、ムーブメンド、電球ソケット使用。 ワイヤーは猫のしなやかな曲線を表すのにとても適しています
私の作品はジャンルで言うとワイヤークラフトの部類だと思いますが、これからは猫を作っている時は『ワイニャークラフト』と呼ばせていただこうと思っています♪
ところで、ハンダを使う場合は環境を考えて始めから鉛フリーを使っています。ただ、融点が普通のハンダより高いのと、ワイヤーの太さの違いや銅板、真鍮板も使うとなると、気候にも左右されるので形にするのが容易ではありません。
ワイヤークラフトの技法は殆んど独学です。それゆえ、制作には時間も掛かり、その上作業の関係で工房を借りないとできないため、作家業としてはとても割に合わない作品ではあります。それでも他にはない、独自の世界を創るための探究心が溢れてくるので、今はなんとか続けています。これからもワイヤークラフトとワイニャークラフトはライフワークとして試行錯誤しながら日々進化できればと思っています。
もし、私の作品を直接ご覧になりたいという方がいらっしゃいましたら、2月22日の猫の日から始まる、『第14回Catアートフェスタ2018』の後半(25日〜)で作品の展示をしていますので、是非お越しください。会場にて直接ご覧くださると嬉しいです。私も会期中は実演をしながら皆様をお待ちしています。お気軽にお声掛けくださいね!
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↑新作、子猫と鳥(2018年制作)。銅線、ガラス使用
第14回 Cat アートフェスタ2018
■期間:2018年2月22日(木)~ 2月28日(水)
■場所:丸善・丸の内本店4Fギャラリー(東京駅北口すぐの丸の内オアゾ内です)
■住所:〒100-8203東京都千代田区丸の内1-6-4
■電話:TEL:03-5288-8881
【展示スケジュール】
◎前半:2月22日(木)~24日(土)
※2月24日(土)19時閉場(展示替えの為)
◎後半:2月25日(日)~2月28日(水)
※2月28日(水)16時閉場
【営業時間】9:00~21:00(最終日16:00閉廊)
詳細はブログをご覧下さい→http://blog.w-well.com
著者:白井光可
私は2004年から猫のクラフト作家として活動をしています。
特にワイヤークラフトとアクセサリーを中心に制作しています。
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↑オーダープレート(2017制作)銅線、ガラス、銅板、真鍮板使用
その中でお客様によく聞かれるのが「いつからワイヤーを始めたのですか?」ということ。
さて?いつからだったかしら・・・
あらためて調べると、さかのぼること1997年。まだ本格的な作家活動を始める前、広告の仕事をしながら版画やイラストやオブジェなど、その時に作りたいと思ったものを思うままに作り、公募に出したり、二人展を開いたりしていました。
その中で1997年の6月に相模原市相模大野にある市民ギャラリーにて初めての個展を行ったのですが、その時に作ったオブジェにワイヤーを取り入れたのが最初のようです。当時の作品カタログとポストカードが残っていたのでわかりました。
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↑HEART FLOWER(1997年制作) テーピングワイヤー、コットン生地、石粉粘土、額他使用
それをきっかけに、クレイとワイヤーを合わせた作品を作るようになりました。
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↑angelcat(2000年誕生)ウッドクレイ、ステンレスワイヤー使用
この作品はここ最近バージョンアップし、現在も制作しています。
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↑2004年の作品。作家活動を始めて百貨店の猫展に出始めた頃。 石粉粘土、ステンレスワイヤー使用
また、当時クラフトが盛んだったカナダのバンクーバーへ何度となく足を運んでは、日本では手に入らない可愛い雑貨やガラスビーズ、天然石を仕入れていたのですが、その時持ち帰ったワイヤーのアルファベットのオブジェに影響を受け、ワイヤーの世界にのめり込んでいったように思います。
2008年に工房を立ち上げてからは、それまでワイヤーで留めていた接続箇所にハンダを使うようになり、そこからガラスを合わせることが可能になりました。
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↑2008年の作品。ワイヤーで留めていた頃の作品。銅線使用
ワイヤーは平面だけでなく空間と影も表現でき、さらに異素材と合わせることで無限に広がる可能性を秘めていてとても魅力的です。
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↑2013年の地元相模原での個展ではワイヤーを使ったインスタレーション(空間構成)を行なった
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イベント会場ではワイヤーイラストレーションで壁をディスプレイすることも( 丸の内オアゾ「Catアートフェスタ2014」)
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影も作品の一部(谷中猫町ギャラリー個展/2016年)。 銅線、ガラス、スワロフスキー、ムーブメンド、電球ソケット使用。 ワイヤーは猫のしなやかな曲線を表すのにとても適しています
私の作品はジャンルで言うとワイヤークラフトの部類だと思いますが、これからは猫を作っている時は『ワイニャークラフト』と呼ばせていただこうと思っています♪
ところで、ハンダを使う場合は環境を考えて始めから鉛フリーを使っています。ただ、融点が普通のハンダより高いのと、ワイヤーの太さの違いや銅板、真鍮板も使うとなると、気候にも左右されるので形にするのが容易ではありません。
ワイヤークラフトの技法は殆んど独学です。それゆえ、制作には時間も掛かり、その上作業の関係で工房を借りないとできないため、作家業としてはとても割に合わない作品ではあります。それでも他にはない、独自の世界を創るための探究心が溢れてくるので、今はなんとか続けています。これからもワイヤークラフトとワイニャークラフトはライフワークとして試行錯誤しながら日々進化できればと思っています。
もし、私の作品を直接ご覧になりたいという方がいらっしゃいましたら、2月22日の猫の日から始まる、『第14回Catアートフェスタ2018』の後半(25日〜)で作品の展示をしていますので、是非お越しください。会場にて直接ご覧くださると嬉しいです。私も会期中は実演をしながら皆様をお待ちしています。お気軽にお声掛けくださいね!
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↑新作、子猫と鳥(2018年制作)。銅線、ガラス使用
第14回 Cat アートフェスタ2018
■期間:2018年2月22日(木)~ 2月28日(水)
■場所:丸善・丸の内本店4Fギャラリー(東京駅北口すぐの丸の内オアゾ内です)
■住所:〒100-8203東京都千代田区丸の内1-6-4
■電話:TEL:03-5288-8881
【展示スケジュール】
◎前半:2月22日(木)~24日(土)
※2月24日(土)19時閉場(展示替えの為)
◎後半:2月25日(日)~2月28日(水)
※2月28日(水)16時閉場
【営業時間】9:00~21:00(最終日16:00閉廊)
詳細はブログをご覧下さい→http://blog.w-well.com
著者:白井光可