前回まではフードに関する事件簿をご紹介しましたが、猫さんのお留守番中はいろんなことが起こります。今日ご紹介する事件簿はどんな内容でしょう。
シッティングにお伺いするお宅の猫さんは、シニア猫さんから若猫さんまで、当然ながらいろんな年齢層の猫さんがいます。シニア猫さんの場合、ゆったり穏やかに過ごしてもらうことも多く、シッターはとにかく、猫さんの健康第一でお相手をします。
まあ、問題はエネルギッシュな若猫さんですね。ほんともう、想定外の事件がいろいろ起きるわけです。
今日のお宅はオオシタさん。開業当時にすぐ登録してくださった古いお付き合いのお客様です。先代のミッシェルくんはカルテ登録時にもう12歳ということで、シニア猫さんのお宅へのお世話が続きました。旅人のオオシタさんは、年に何回も旅行に行かれるので、お留守番サポートの機会も多く、ミッシェルくんもすっかりシッターに懐いてくれ、安定のお留守番でした。
2年前、ミッシェルくんは天寿を全うしてお星様になり、一度オオシタさんとの契約は終了しました。虹の橋を渡ったことをお知らせくださるお客様もたくさんいて、ただのお留守番お手伝いさん以上の信頼関係になっていることは、ほんとうにありがたいです。
そんなオオシタさんから少し前、久しぶりにご連絡をいただきました。新たに保護猫の兄弟を2頭、家族に迎えたとのこと。聞けば生後4カ月のかわいい盛りのオトコノコふたり。いつからお家でお留守番が可能かのご相談を受け、去勢手術を終えて生後半年近くになったころ、初めてのお留守番になりました。
(つづく)
著者:猫の館ME 小倉則子