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猫も人も幸せに!「第4回もりねこ写真展」のご報告

保護猫カフェもりねこでは、「猫も人も幸せに」なれる社会を実現するため、適正飼育の啓発、命の大切さを伝える教育活動などにも力を入れています。毎年行っている「もりねこ写真展」もその一環です。

今年も8月9日(水)~13日(日)の5日間、盛岡市クロステラスで「第4回もりねこ写真展」を開催しました。会場内にはもりねこをご利用いただいているお客さまよりご応募いただいた100枚以上の写真を展示。たくさんの方がご来場くださいました。

今年のテーマは「もりおかニャンとも幸せプロジェクト」。

「もりおかニャンとも幸せプロジェクト」とは、収容頭数に限りがある市保健所の代わりに一般のボランティアさんが一時的に猫たちを保護するというもの。保健所に収容された猫たちを新しい家族のもとへと繋ぐために、盛岡市との市民協働事業としてスタートしたプロジェクトです。

▲会場内に展示された「もりおかニャンとも幸せプロジェクト」のボード。 プロジェクトで実際に保護した猫の事例や譲渡までの流れについて紹介しています。

11日(金)には盛岡市保健所の主任獣医師による講演会を開催。講演会では近年猫を取り巻くさまざまな問題や市保健所が実際に抱えていた課題について提起することから始まり、実際にプロジェクトを開始したことで解決された事例、また、実際に猫を預かったボランティアさんの声などが紹介されました。

講演会終了後にはボランティア登録をされていかれる方も多く、大成功の講演会となりました。

さらに12日(土)には盛岡市保健所で保護されている猫たちの譲渡会を開催しました。今回譲渡に至った子はいなかったのですが、足を止めてケージを覗いていかれる方が多く、また地元のニュースで報道されるなど、人々の関心はとても高いと感じました。これを機に、ペットショップ以外から家族を迎える選択肢として認知してくださった方も増えたのではないかと思います。

写真展では、今年から始まった「もりおかニャンともしあわせプロジェクト」を多くの方に広めることができました。初めての譲渡会も開催し、実際に市保健所で保護されている猫を見たことで「不健康な動物しかいない」「なんとなく近寄りがたい」といった保健所のイメージが変わった方も多いのではないかと思います。また、開催がお盆の帰省時期だったため、県外の方にも知っていただくことができました。

今年もたくさんの方とお会いしてお話しをすることができ、スタッフにとっても大変有意義な5日間となりました。来年はより楽しく、意義のある写真展となるよう努めてまいりたいと思います。皆さまと来年の写真展でお会いできるのを楽しみにしております。

もりねこについて

もりねこは、盛岡市の中心地にある保護猫カフェです。保健所などから保護された猫たちに新しいおうちを探すためのスペースとして、時間制の開放型猫カフェスタイルをとっています。ゆったりと入居猫たちと触れ合うことができ、猫たちがのびのびと遊ぶ姿を間近で見られるのが特長です。猫をお迎えしたい里親希望の方々も、じっくりと家族になる猫ちゃんを選ぶことができます。それぞれの事情でもりねこに来た猫たちが、新しいおうちに1日でも早く迎えられ、愛情をいっぱい受けて幸せになりますよう、スタッフ一同願いつつ日々活動しております。

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