今回は遠征レポートです。杜の都、仙台で今、猫大好き男性たちが造る「猫共生物件」が非常にアツい。felesにも来て頂いたご縁もあって、物件できたら必ず行くと約束しており、この度、晴れて訪問することができました。
3月に完成した猫共生型賃貸住宅「Les Chatons レ・シャトン(フランス語で子猫)」を中心にお送りします。
外観~その発想はなかった!
私にとっては初めての仙台。不動産オーナー目線で言うと、意外と起伏がある土地。「レ・シャトン」もちょっとだけ高い土地にありますが、これが功を奏して景観も良いし、1Fでも周囲の視線は気にならない(感覚的には2F)。
訪問した日はあいにくの曇り空(+寒い)でしたが、ほんのり柔らかいベージュオレンジの外観とオシャレな看板が温かく迎えてくれました。外観のこだわりを聞いたところ、「みかん(はぁと)」。レ・シャトンのオーナー石森さんの愛猫さんの名前が返ってきました。みかんのちゃんの毛色がオレンジ系×クリーム色なんだとか。
ちなみにこの後訪問した別の物件「シャノワール北山」でも、外観はやっぱりオーナー千葉さんの愛猫キジトラのアズちゃんをイメージしたカラーリング。「あー、いーなー。私、その発想はなかったわー、でもうちはサビ柄だからどの道難しいわー」と、同じ猫共生物件オーナーとしては思ってしまうのです。
内装
玄関は、入った時にパッと明るく和む桜色の壁紙。そして猫脱走対策扉と言えばこれ、felesでも採用している「にゃんがーど」が迎えてくれます。
眺めも陽当たりも最高のダイニング。
ベッドルームにある猫トイレスペースの上は、大容量の収納付き。そしてキャットステップから続く窓辺は、猫がゆったり外を眺められるよう棚が設えてあります。
お部屋にはお洒落なスポットライトタイプの照明。
ベランダこそないけれど、浴室乾燥機+室内物干し付(収納機能あり!)で、生活導線もよし。そしてドア内側には鏡付き、宅配ボックスに、大き目のポスト。
1Fはヒミツの床下収納があるそうです。
総論:至れり尽くせり。
この日、内見希望の女性が訪問されていましたが、猫飼い様らしく「キャットステップのある物件があるなんて!」と感動されていました。
景観
人通りが少なく静かな西側のお部屋からは、桜の巨木がちょうど見ごろを迎えていました。朝、カーテンを開けたら即お花見できるなんてステキ。一方、東側のお部屋からはライトアップされたテレビ塔の幻想的な夜景が一望。さらに2Fのお部屋からは窓からしだれ桜を楽しめます。
起伏のある物件も楽しいものです。土地柄もあって、駐車場は完備。猫飼いって結局病院だ、買い物だと車があった方が良いように思うのです。
シャノワール北山
シャノワール北山、12部屋もあるアパートですが、めでたくも現在満室です(なので外観だけ)。外観はオーナー千葉さんの愛猫、キジトラの「アズ」ちゃんをイメージしたもの。看板も、アズちゃんともう1匹の愛猫・黒猫のジジちゃんです。オーナー千葉さんにとってはこれが2棟目。もう1棟造るんなら、「もう1猫、飼わなきゃ(はぁと)」。うーん、猫バカ全開♪
外観だけではありません。屋根付き駐輪場にアクセスの良いゴミ置き場や、土地の形状をうまく利用した造りになっているなど、入居者さんの使い勝手がいいよう細やかな心配りがされています。
仙台という土地はやはり寒いです。1匹でも多くの猫が家族に出会って、温かく快適に過ごせるように。そして猫を飼う人も、快適に暮らせるように。現在、仙台だけでなく、猫共生物件が全国的に増加中です。賃貸でも当たり前に猫と暮らせる日は、案外近いのかもしれません。
レ・シャトンのHP
https://is-estate.jp/yagiyama/
シャノアール北山のHP
https://kuroneko08.wixsite.com/chat-noir-nm
シャノアール北山の千葉さんは、にゃんこマガジンでもコラムを連載しています。
https://nyanmaga.com/author/97/