手持ちのカードを増やそう=選択肢を増やそう
スヌーピーの名言を胸に、役立ちそうなセミナーに片っ端から参加してみることにした。不動産~土地と家。この関連のセミナーは探せばとても多い。住宅ローンの金利が史上最低水準!東京五輪開催決定!消費税増税目前!(延期されました)と、「今が買い時です」的な業界全体の雰囲気から、セミナーもアゲアゲな内容が多い。
参加したセミナーは以下の感じ。
a.立地の良い中古マンションを住宅ローンで購入して、最初は住んでその後、人に貸しましょう(新築マンションのパターンもあり。住まないで最初から人に貸すパターンもあり。自分で購入して自分でリノベーションして、売り払うパターンもあり)→マンション投資
b.アパート一棟買って家賃収入(不労所得)で左うちわな生活を送りましょう。→不動産投資の王道とも言えるやり方。実際、部屋を一つ一つ買っていくよりは、アパート一棟ドーンと買ってしまった方がお得と言えば、お得
c.空家問題もあるし、世の中はこれからコンパクトシティ化へ向かっています。中古物件を安く買って大々的なリフォームしましょう。今はリフォーム技術がすごいですよ!→建て替えよりはお得
d.土地があるなら駐車場にする?アパート建てる?→アパートがお勧め
e.賃貸併用住宅なら、さまざまなパターンに対応できますよ。
一応は上記の考え方(カード)を仕入れてはみたものの、当初はどれもピンとこない。
要するに不動産は立地ビジネス。当たり前だが、利便性のいい土地に人は集まる=ビジネスになる。
私にとって上記が今一つピンとこない理由は土地。家の隣は更地で10年近く売れていない。駅から10分以上、旗竿地という点がネック。つまり土地が売れない。最寄り駅もJRではあるものの、大きな駅ではない。ずっと家同士の付き合いのある近所の左官屋さんから、「この家は、もうそろそろ屋根とか修繕しないともたないね」と言われるレベルで、ほとんど上物価値はない。土地については、大手のハウスメーカーの人に外回りついでに現地確認をしてもらったところ、「微妙に広いので売れにくい」という評価。核家族化が定着した今、広い土地はそれほど売れないという。
カードはひっくり返せる、配置を変えられる
いくらカードを増やしたところで、売れない土地を抱えていることには変わらない。老朽化した家はリフォームではもう無理。立地という不動産ビジネスなら最重要視される点が負のカードである以上、さらにローン組んでマンション買う?→×、家の前が既に駐車場なのに、更地にして土地ビジネスにする?→×
そこでふと思う。
待てよ?私はそんな悪い土地にずっと住んでいたわけ?(逆ギレ気味)
今でこそ、職場は家の近くだが、ずっと東京で働いてて、セミナーだってバンバン行っている。東京の主要都市は直通1時間圏内。家から駅までは徒歩圏内。日当たり超良好、閑静な住宅地。これがそんなに悪いカードなのか?負のカードだってひっくり返したり、配置を変えることができる余地はあるのでは?
上記のa~eで唯一、なんとなく自分の気持ちに引っかかったのはe。大手ハウスメーカーが提唱しているペット共生住宅というカードも気になり、やっぱり家を考えるなら家族(猫)のことも考えなきゃね!となる。
ちょっと絞って考えてみよう。そんな中、タウン紙で見つけたセミナーが、NPO法人日本住宅販売審査協会主催の「私のマイホーム教室」だった。
工事の進捗:2017年3月4週目現在
更地にしたらすぐに整地。お天気にも恵まれて工事は現在順調。ちょっと高めの土地にするので、土留めをしっかりしています。
著者:飯田香