いつもアニマルライフの活動の応援をありがとうございます。本日はアニマルライフ南行徳店で、執筆中です。

4月15日に開催した「春の譲渡会」では、たくさんの方にご来店いただきました。
特に、譲渡会と合わせて同時開催したバルーンアート、似顔絵プレゼント企画、写真展、写真撮影会などのイベントは、アニマルライフの活動に賛同くださるさまざまな方のご協力やご支援により、大勢のお子さんやご家族を笑顔にすることができました。

こうしたイベントを通じてご来店をいただくことで、アニマルライフの活動をご存じない方々へ、認知を広げることに繋がったと考えています。改めて、ご協力いただいた皆さまに心より感謝いたしております。

早いもので今回5回目のコラムになります。多くの方にご覧いただき、励ましのお言葉や心配のお声、ご期待も含めていろいろと感じております。前回までは数値に関するお話が多かったので、今回は「譲渡」についてお話したいと思います。

半年前、代表に就任した当時は「譲渡会」という言葉そのものに、すごく「壁」を感じていました。本当に狭い思考でイメージだけで「譲渡会」というものがとても「特別なもの」で、立ち寄りにくい聖域のようなものという印象があったのです。
周りの、「譲渡」という形を知らない方々にヒアリングしても、やはり近い感覚をお持ちの方が多くいらっしゃいました。

とても良い活動でありコンセプトでも、今のアニマルライフの活動を世間に広く知ってもらわない限り、幸せになる子たちを増やすことはできない(数の論理ではない前提です)。では、もっともっとたくさんの方に活動を正しく知ってもらうには、どうすべきか?ということを私なりに考え、メンバーとも議論しました。


結果、現在の方向性は以下となっております。(完成系ではないと思っております)

①「毎日譲渡」という形

千葉本店、南行徳店では毎日店舗内で譲渡対象の子たちをご覧いただけるようにしています。もちろん、体調が優れない場合や、休憩なども取っており、表にいない場合もありますが、保護動物たちの体調を優先しつつ、できるだけ多くの方に触れ合っていただけるように努めています。

②月1回の大規模譲渡会の実施

月1回の大規模譲渡会では、千葉本店、南行徳店交互に開催しており、両店舗の子たちを会場となる店舗に全頭集めて譲渡を行います。同時にイベントも行い、賑やかなお祭りのようになります。普段、「譲渡」に触れることのない方たちも気軽に参加でき、保護動物のことやそういった仕組みや活動があることを知ってもらえたら…との想いからスタートしました。

現在までに

・プロカメラマンによるペット写真撮影会
・にゃんこマガジンでもおなじみの保護猫写真家「ねこたろう」さんの写真展(現在常設)
・バルーンアーティストによる、バルーンアート
・日本一の似顔絵師による、ペットの似顔絵プレゼント
・4月15日(良いこの日)にちなんで、来店いただいたワンちゃんによる「おすわり」イベント
・バレンタインデー企画(女の子におやつプレゼント)
などを行い、多くの方に楽しんでいただいております。

こうした取り組みを通じ、多くの「譲渡」という形をご存じない方に活動を知っていただくことで、悲しい目に遭っている保護動物たちを少しでも救いたいという想いからスタートしました。

譲渡を重ねる度にたくさんの方からお声をいただきます。あるご家族からこんなお声をいただきました。
「息子(小学生低学年)から、ワンちゃんを家族に迎え入れたいと強い希望があり、アニマルライフの譲渡会に参加しました。ワンちゃんのケージに一緒に入って、なでたり、おやつをあげたり、ひとしきり楽しんで帰宅したのですが、その帰宅途中の車の中で息子が『お父さん、ワンちゃんを家族にするのやめとく。あんなに大変だと思わなかった。今の僕じゃきちんとお世話できないよ』と言ったのです」
新しい家族を探し続けるのが僕たちの活動の大きな意味ですが、このご家族のお話を伺った時に、もっと本質的なものを感じました。譲渡される子たちにはそれぞれその背景に至った原因があるんですよね。なぜ町を彷徨っているのか?なぜ、傷つけらているのか?なぜ、ガリガリにやせているのか?なぜ、捨てられてしまったのか?
正しく家族に迎え入れる準備が出来ていなければ、不幸のサイクルは止まらない。今回のご家族の会話からは、きちんと考え判断してくださったことで不幸(必ずしもそうではないかもしれませんが)になる可能性を抑えられた、そんな感覚を受けました。

正しくご家族として迎え入れいただくこと。僕たちが、この活動をスタートさせた意義を感じたやり取りでした。

現在、アニマルライフを通じて、譲渡された子たちは わんこ26匹、にゃんこ6匹(当店のペットショップ時代のシニアワンコも含まれています)です。
譲渡する際には、面談させていただき、ご自宅訪問の後、2週間のトライアル期間を得て正式譲渡させていただいております(去勢、避妊は必須)。譲渡まで約1カ月という期間が長いと感じられる方もいらっしゃいますが、それも全ては不幸のサイクルを断つための最善の方法と考えています。

僕たちの活動はまだまだこれからですが、まずはご来店いただき店内での「毎日譲渡」という形を知っていただければと思います。

皆さまのご来店が、僕たちの活動の1番の源であり、継続する力となっています。

 

著者:アークス竹堂佳紀

いつもアニマルライフの活動の応援をありがとうございます。本日はアニマルライフ南行徳店で、執筆中です。

4月15日に開催した「春の譲渡会」では、たくさんの方にご来店いただきました。
特に、譲渡会と合わせて同時開催したバルーンアート、似顔絵プレゼント企画、写真展、写真撮影会などのイベントは、アニマルライフの活動に賛同くださるさまざまな方のご協力やご支援により、大勢のお子さんやご家族を笑顔にすることができました。

こうしたイベントを通じてご来店をいただくことで、アニマルライフの活動をご存じない方々へ、認知を広げることに繋がったと考えています。改めて、ご協力いただいた皆さまに心より感謝いたしております。

早いもので今回5回目のコラムになります。多くの方にご覧いただき、励ましのお言葉や心配のお声、ご期待も含めていろいろと感じております。前回までは数値に関するお話が多かったので、今回は「譲渡」についてお話したいと思います。

半年前、代表に就任した当時は「譲渡会」という言葉そのものに、すごく「壁」を感じていました。本当に狭い思考でイメージだけで「譲渡会」というものがとても「特別なもの」で、立ち寄りにくい聖域のようなものという印象があったのです。
周りの、「譲渡」という形を知らない方々にヒアリングしても、やはり近い感覚をお持ちの方が多くいらっしゃいました。

とても良い活動でありコンセプトでも、今のアニマルライフの活動を世間に広く知ってもらわない限り、幸せになる子たちを増やすことはできない(数の論理ではない前提です)。では、もっともっとたくさんの方に活動を正しく知ってもらうには、どうすべきか?ということを私なりに考え、メンバーとも議論しました。


結果、現在の方向性は以下となっております。(完成系ではないと思っております)

①「毎日譲渡」という形

千葉本店、南行徳店では毎日店舗内で譲渡対象の子たちをご覧いただけるようにしています。もちろん、体調が優れない場合や、休憩なども取っており、表にいない場合もありますが、保護動物たちの体調を優先しつつ、できるだけ多くの方に触れ合っていただけるように努めています。

②月1回の大規模譲渡会の実施

月1回の大規模譲渡会では、千葉本店、南行徳店交互に開催しており、両店舗の子たちを会場となる店舗に全頭集めて譲渡を行います。同時にイベントも行い、賑やかなお祭りのようになります。普段、「譲渡」に触れることのない方たちも気軽に参加でき、保護動物のことやそういった仕組みや活動があることを知ってもらえたら…との想いからスタートしました。

現在までに

・プロカメラマンによるペット写真撮影会
・にゃんこマガジンでもおなじみの保護猫写真家「ねこたろう」さんの写真展(現在常設)
・バルーンアーティストによる、バルーンアート
・日本一の似顔絵師による、ペットの似顔絵プレゼント
・4月15日(良いこの日)にちなんで、来店いただいたワンちゃんによる「おすわり」イベント
・バレンタインデー企画(女の子におやつプレゼント)
などを行い、多くの方に楽しんでいただいております。

こうした取り組みを通じ、多くの「譲渡」という形をご存じない方に活動を知っていただくことで、悲しい目に遭っている保護動物たちを少しでも救いたいという想いからスタートしました。

譲渡を重ねる度にたくさんの方からお声をいただきます。あるご家族からこんなお声をいただきました。
「息子(小学生低学年)から、ワンちゃんを家族に迎え入れたいと強い希望があり、アニマルライフの譲渡会に参加しました。ワンちゃんのケージに一緒に入って、なでたり、おやつをあげたり、ひとしきり楽しんで帰宅したのですが、その帰宅途中の車の中で息子が『お父さん、ワンちゃんを家族にするのやめとく。あんなに大変だと思わなかった。今の僕じゃきちんとお世話できないよ』と言ったのです」
新しい家族を探し続けるのが僕たちの活動の大きな意味ですが、このご家族のお話を伺った時に、もっと本質的なものを感じました。譲渡される子たちにはそれぞれその背景に至った原因があるんですよね。なぜ町を彷徨っているのか?なぜ、傷つけらているのか?なぜ、ガリガリにやせているのか?なぜ、捨てられてしまったのか?
正しく家族に迎え入れる準備が出来ていなければ、不幸のサイクルは止まらない。今回のご家族の会話からは、きちんと考え判断してくださったことで不幸(必ずしもそうではないかもしれませんが)になる可能性を抑えられた、そんな感覚を受けました。

正しくご家族として迎え入れいただくこと。僕たちが、この活動をスタートさせた意義を感じたやり取りでした。

現在、アニマルライフを通じて、譲渡された子たちは わんこ26匹、にゃんこ6匹(当店のペットショップ時代のシニアワンコも含まれています)です。
譲渡する際には、面談させていただき、ご自宅訪問の後、2週間のトライアル期間を得て正式譲渡させていただいております(去勢、避妊は必須)。譲渡まで約1カ月という期間が長いと感じられる方もいらっしゃいますが、それも全ては不幸のサイクルを断つための最善の方法と考えています。

僕たちの活動はまだまだこれからですが、まずはご来店いただき店内での「毎日譲渡」という形を知っていただければと思います。

皆さまのご来店が、僕たちの活動の1番の源であり、継続する力となっています。

 

著者:アークス竹堂佳紀