猫の目にはいろいろな物が映り込みます。
時折、カメラを構える自分の姿を見つけてはっとすることもあります。
見られているのだなあと感じます。
あるいは見透かされているのでしょうか。
保護猫カフェの猫さん。もしかして、その目に映るのはスタッフさんか。
「お薬飲まされる・・・」と恐れているのかも。
猫は警戒心が強いので初めて会った人間に対しては、たいてい心を許してくれません。じっとこちらの様子を伺い、見極めようとしているように思えます。
*
*
*
ー あなたは
僕を優しくなでてくれる人ですか?
僕に危害を加える人ですか?
ー あなたは
私にご飯をくれる人ですか?
私に石を投げる人ですか?
ー あなたは
私をそっとしておいてくれる人ですか?
私を追いかけ回す人ですか?
ー あなたは
私とずっと一緒に遊んでくれる人ですか?
飽きたらどこかに行っちゃう人ですか?
*
*
*
今から10年以上前の2004年初夏の頃、私は猫を探して都内の各地を歩き回っていました。可愛らしい仔猫の姿を写真に収めたかったからです。公園の片隅で母猫が子育てをしているのを見つけると、足繁く何度も通ったりしたものです。
ただの猫好きのおっさんだったわけですが、その頃もうすでに猫を救うために地道に活動している人々がいた事はあまり知りませんでした。いや、知らなかったというよりも積極的に関わろうとしなかったという方が正しいかも知れません。「地域猫」という言葉をちらほらと聞くようになった頃だと思います。
近年になって都内に猫カフェが増え、店舗を廻るようになりました。そしてだんだんと「保護猫カフェ」がメインになり、そこを取り巻く人々と関わるようになりました。保護猫カフェの周辺には情報があふれています。それは、純粋に猫を助ける人々のストーリーであったり、猫を発端とする人間同士のトラブルであったり、行政に対する問題提起であったり。もはや猫の問題は社会問題だと言っても過言ではないと感じています。
猫が好きな人は多いと思います。そして自分が住む地域で捨て猫や怪我をした猫を見かけてしまったらどうすれば良いのかわからない、でも何とかしたいと思う方も多いでしょう。今、野良猫に関する地域のセミナーなども多く行われています。保護団体や保護猫カフェのブログなども貴重な情報源です。
もし、猫のために何かしたい、けどいろいろとちょっと敷居が高いと思っている方はまずお近くの「保護猫カフェ」に足を運んでみる事をおすすめします。猫と遊んで帰るだけで良いのですから気楽です。そして何度か通ううちに自分も何かをしたいとより強く思うようになるでしょう。猫の瞳にはそんな魅力があるのです。
関連リンク
保護猫カフェリスト[関東近辺] http://nekoblo.com/list/hogonekocafelist.pdf
著者:保護猫写真家 ねこたろう
猫の目にはいろいろな物が映り込みます。
時折、カメラを構える自分の姿を見つけてはっとすることもあります。
見られているのだなあと感じます。
あるいは見透かされているのでしょうか。
保護猫カフェの猫さん。もしかして、その目に映るのはスタッフさんか。
「お薬飲まされる・・・」と恐れているのかも。
猫は警戒心が強いので初めて会った人間に対しては、たいてい心を許してくれません。じっとこちらの様子を伺い、見極めようとしているように思えます。
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ー あなたは
僕を優しくなでてくれる人ですか?
僕に危害を加える人ですか?
ー あなたは
私にご飯をくれる人ですか?
私に石を投げる人ですか?
ー あなたは
私をそっとしておいてくれる人ですか?
私を追いかけ回す人ですか?
ー あなたは
私とずっと一緒に遊んでくれる人ですか?
飽きたらどこかに行っちゃう人ですか?
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今から10年以上前の2004年初夏の頃、私は猫を探して都内の各地を歩き回っていました。可愛らしい仔猫の姿を写真に収めたかったからです。公園の片隅で母猫が子育てをしているのを見つけると、足繁く何度も通ったりしたものです。
ただの猫好きのおっさんだったわけですが、その頃もうすでに猫を救うために地道に活動している人々がいた事はあまり知りませんでした。いや、知らなかったというよりも積極的に関わろうとしなかったという方が正しいかも知れません。「地域猫」という言葉をちらほらと聞くようになった頃だと思います。
近年になって都内に猫カフェが増え、店舗を廻るようになりました。そしてだんだんと「保護猫カフェ」がメインになり、そこを取り巻く人々と関わるようになりました。保護猫カフェの周辺には情報があふれています。それは、純粋に猫を助ける人々のストーリーであったり、猫を発端とする人間同士のトラブルであったり、行政に対する問題提起であったり。もはや猫の問題は社会問題だと言っても過言ではないと感じています。
猫が好きな人は多いと思います。そして自分が住む地域で捨て猫や怪我をした猫を見かけてしまったらどうすれば良いのかわからない、でも何とかしたいと思う方も多いでしょう。今、野良猫に関する地域のセミナーなども多く行われています。保護団体や保護猫カフェのブログなども貴重な情報源です。
もし、猫のために何かしたい、けどいろいろとちょっと敷居が高いと思っている方はまずお近くの「保護猫カフェ」に足を運んでみる事をおすすめします。猫と遊んで帰るだけで良いのですから気楽です。そして何度か通ううちに自分も何かをしたいとより強く思うようになるでしょう。猫の瞳にはそんな魅力があるのです。
関連リンク
保護猫カフェリスト[関東近辺] http://nekoblo.com/list/hogonekocafelist.pdf
著者:保護猫写真家 ねこたろう