質問
私が獣医師に相談したいネコの病気は、便秘です。我が家のネコは後ろ足が不自由なのですが、便秘と足が不自由なことには因果関係があるのかどうか教えていただきたいです。一年くらい前からでしょうか、トイレで踏ん張ってもなかなか便が出てこなくなりました。頑張って出したと思ってもほんの少しだけ。お腹にどんどん便が溜まり、溜まった便は硬くなってさらに出づらくなる。気分が悪くなって力むと嘔吐する。食欲がなくなり体力は低下していく。悪循環は止まりません。動物病院への通院が始まりました。今では一週間に一二度、浣腸と点滴をしてもらっています。しかし浣腸は所詮対処療法、いくら続けても便秘が治ることも改善されることもありません。これから先もずっと浣腸をし続けなければならないのかと思うと不憫でなりません。極度に臆病で病院嫌い、毎回ぶるぶる震えておもらししてしまいます。通院が大きなストレスになっていることは確かですし、何より頻繁に浣腸することが体の負担になっているのではないかと心配しています。たっぷり水分をとる工夫、お通じがよくなる食事、お腹のマッサージ、いろいろ心がけてはみましたが一向に改善されません。そんな時、排便の様子を見て気がついたのです。力んでも思うように力が入っていないのではないか。もしかして、便秘の原因は足が不自由なことなのではないか。どうかこの疑問を解決していただきたいです
回答
一週間に一二度の通院は猫ちゃんにとっても、飼い主さんにとっても大変ですね。毎回おもらししてしまうほどのストレスを感じている猫ちゃんを見ている飼い主さんも気が気ではないことでしょう。
足が不自由で踏ん張りづらいことは便秘の一因になります。さらに、五体満足な猫ちゃんに比べると運動不足になりますし、不自由な原因が神経や骨盤などの損傷であれば(これは過去に検査されているかもしれませんが)それ自体が便秘の原因になることもあります。
便秘が習慣化していると、「巨大結腸症」という状態になることがあります。これは、結腸(大腸の部位の名称)に便がたまりすぎて異常に拡張し、便秘がさらにひどくなる状態です。この場合の治療としては、下剤で便を出やすくしてあげる他、手術が行われる場合もあります。猫ちゃんの年齢や全身の状態次第ですので、かかりつけに相談されてみてはいかがでしょうか?
質問
私が獣医師に相談したいネコの病気は、便秘です。我が家のネコは後ろ足が不自由なのですが、便秘と足が不自由なことには因果関係があるのかどうか教えていただきたいです。一年くらい前からでしょうか、トイレで踏ん張ってもなかなか便が出てこなくなりました。頑張って出したと思ってもほんの少しだけ。お腹にどんどん便が溜まり、溜まった便は硬くなってさらに出づらくなる。気分が悪くなって力むと嘔吐する。食欲がなくなり体力は低下していく。悪循環は止まりません。動物病院への通院が始まりました。今では一週間に一二度、浣腸と点滴をしてもらっています。しかし浣腸は所詮対処療法、いくら続けても便秘が治ることも改善されることもありません。これから先もずっと浣腸をし続けなければならないのかと思うと不憫でなりません。極度に臆病で病院嫌い、毎回ぶるぶる震えておもらししてしまいます。通院が大きなストレスになっていることは確かですし、何より頻繁に浣腸することが体の負担になっているのではないかと心配しています。たっぷり水分をとる工夫、お通じがよくなる食事、お腹のマッサージ、いろいろ心がけてはみましたが一向に改善されません。そんな時、排便の様子を見て気がついたのです。力んでも思うように力が入っていないのではないか。もしかして、便秘の原因は足が不自由なことなのではないか。どうかこの疑問を解決していただきたいです
回答
一週間に一二度の通院は猫ちゃんにとっても、飼い主さんにとっても大変ですね。毎回おもらししてしまうほどのストレスを感じている猫ちゃんを見ている飼い主さんも気が気ではないことでしょう。
足が不自由で踏ん張りづらいことは便秘の一因になります。さらに、五体満足な猫ちゃんに比べると運動不足になりますし、不自由な原因が神経や骨盤などの損傷であれば(これは過去に検査されているかもしれませんが)それ自体が便秘の原因になることもあります。
便秘が習慣化していると、「巨大結腸症」という状態になることがあります。これは、結腸(大腸の部位の名称)に便がたまりすぎて異常に拡張し、便秘がさらにひどくなる状態です。この場合の治療としては、下剤で便を出やすくしてあげる他、手術が行われる場合もあります。猫ちゃんの年齢や全身の状態次第ですので、かかりつけに相談されてみてはいかがでしょうか?