先日訪れた新宿区下落合は、明治以降に華族や実業家の邸宅地になり、関東大震災後には郊外の住宅地として発展したまち。静かな環境を求めて多くの文化人、芸術家が住んだことでも知られています。いまも、中村彜や佐伯雄三が建てた洋風のアトリエや、林芙美子の自邸が残されています。
先日訪れた新宿区下落合は、明治以降に華族や実業家の邸宅地になり、関東大震災後には郊外の住宅地として発展したまち。静かな環境を求めて多くの文化人、芸術家が住んだことでも知られています。いまも、中村彜や佐伯雄三が建てた洋風のアトリエや、林芙美子の自邸が残されています。
上品な戸建ての住宅が並ぶ、ゆったりとした緑豊かな小道を歩いていると、たくさんの猫たちに出会いました。下落合は地域猫を大事にする土地柄のよう。まち角で『人とみどりと動物が共生するため地域猫活動 「地域ねこ」展』の張り紙を見つけました。
そのせいか、ここで見かける猫たちはどこか余裕ありげなクールな表情。地域の人たちに大事にされているからでしょうか。近づいても逃げずに、こちらをじっと見つめるので、逆に観察されているような気分になりました。