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広島県内では希少な猫と触れ合うことのできる、猫カフェバロン

猫とお客様を繋ぐ場所。“猫カフェ”を巡るそれぞれのストーリー(3)

実は小さい頃、猫が苦手だった時期がある。周りに猫と暮らしている人が少なく、自宅周辺には野良猫が沢山いた。野性味溢れる猫たちの行動は、子供にとって脅威であり、猫に対して苦手意識を持ってしまっていた。
その約10年後に、猫を数匹飼っている友人の家へ遊びに行った時のことだ。友人やその家族に愛情をかけられて暮らしている猫たちは、人を信用してリラックスしていて、近くにいても全然怖さを感じなかった。「猫が苦手」な気持ちがほぐれ、初めて猫を「かわいい」と感じた。野良猫が全て悪いわけではなく、私の先入観の問題に過ぎないが、その日から猫に対する苦手意識は薄らぎ、親しみを持って接することができるようになり、嬉しく思っている。

マンチカンのフーガくん。7月で1歳になります。愛嬌があり、とても甘えん坊。お膝に乗って肩もみされるのも大好き。甘えて嬉しいときは、手がグーパーと開きます。ふくちゃんと声をかけると、甘えて追いかけて付いてきます。皆を癒してくれます。

広島県内では希少な猫と触れ合うことのできる、猫カフェバロン

シリーズ3回目に紹介する「猫カフェバロン」店長の中山さんも、お店を始める前は猫と接することが苦手だったそうだ。
「ある一匹の猫に出会い、その猫と一緒に暮らしてから猫の魅力に嵌っていきました。お店を始めたきっかけは、猫が好きな方はもちろんのこと、私のように猫のことを苦手だと思っている人どちらにも、お店を訪れることで癒される空間を作りたかったのです」

外から目に入りやすい、お店のロゴマーク。階下が八百屋さんなのも和むポイント。

エレベーターにもロゴマーク。これから始まる楽しい時間を盛り上げてくれます。

広島の中心部である本通りを一本入ったところにお店はある。1階には八百屋があるビルの3階にあり、外観からはお店のロゴマークが目に飛び込んでくる。3階に上がると、たくさんの猫が出迎えてくれる。好みのドリンクを選んで辺りを見回すと、くつろぐ猫、自由きままに歩き回る猫と、個性豊かな猫スタッフが訪れる人を魅了してくれる。また、バロンではソフトドリンクの他、アルコールも提供しており、愛くるしい猫を眺めながら、ほろ酔いで過ごすことも出来る。広島県内はまだまだ猫カフェは少ないが、こちらは街の癒しのスポットとして、少しずつ認知されてきているようだ。店内ではオリジナルのトートバッグなども販売するなど、様々な方法で店舗運営を行っている。

猫もお客様もほっとする、くつろぎやすい内装でゆっくりと時間を過ごせます。

「うちには保護した雑種の猫も純血種もいますが、猫スタッフ同士が仲良しで、年上の子が年下の子を可愛がる姿が、とても微笑ましく感じます。当店を訪れたお客様が猫スタッフに沢山触れ合って頂いた帰り際に、明日からまたいろいろと頑張ろうと言って下さる時などは、この仕事を始めて良かったと思います。」

猫スタッフとお客様が快適に過ごすことが出来るための努力を中山さんや他のスタッフの方は、日々努力を惜しまない。猫ブースを常に清潔に保つのはもちろん、多頭飼いになるため、猫スタッフの体調管理には細心の注意を払っている。また、猫スタッフの接客を向上させて、お客様がより楽しむことが出来る店舗運営にも力を注いでいる。
今後も魅力ある猫カフェを運営していくために、どのようなことを行っていくのだろうか?

手前左がベンガルのベントレーちゃん12歳。手前右がmixプリウスくん9歳。後ろに居るのがマンチカンのフーガくん1歳。ペンちゃんとプリくんは長い間一緒なのでとても仲良し。プリくんが生後20日で来た時から、ベンちゃんが母親代わりのようにいつも舐めてあげていました。フーガくんは甘えん坊の男の子で皆仲良しです。

「今年の2月にお気に入り猫スタッフの人気投票を行いました。秋ごろにはお客様に撮って頂いた猫スタッフのフォトコンテストを予定しています。また今後は、お客様が飼われている猫たちの飼育方法の相談にも応じる予定です。猫たちは可愛いですが、反面繊細な生き物で、一緒に暮らす人にとっての悩みはつきないと思います。それぞれの悩みを聞いて相談に乗ることで、お客様が自宅、お店問わずに猫をより大切にできるようなサポートを行い、猫好きのネットワークを更に広げていきたいと考えています。」

猫が苦手だった人だからこそ、さまざまな視点からの猫の魅力を見出し、店舗運営に生かしている中山さん。まずは気軽に訪れてみてはいかがだろうか?

猫カフェ バロン
公式サイト:http://www.baron-cat.jp/index.html
アクセス:広島県広島市中区袋町2-22 袋町Kビル3F
営業時間:PM12:00-19:00(日祝祭日はPM18:00まで)


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