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魅力的な猫の絵てぬぐい、オーダーメイドでクッションにも

東京都港区の麻布十番にあるお店「麻の葉」。こちらでは日本画家や版画家の原画を元に、三重県伊勢市の型紙掘り師が細かな手仕事で型紙をつくり、東京下町の熟練の職人が注染(ちゅうせん)という伝統の技法で絵柄を染め上げた「絵てぬぐい」をはじめとした小物類を販売しています。

絵てぬぐいの原画は日本画家や版画家、イラストレーターなど30人ほどの作家さんに依頼して描かれ、その絵柄はなんと300種類以上もあるというから驚きですね。中でも表情豊かな猫たちがモチーフの絵てぬぐいは、歌舞伎や浮世絵といった日本伝統の絵柄と並んで人気が高くなっています。

ひとくちに猫の絵てぬぐいといっても、そのバリエーションはとても豊富です。例えば招き猫などの縁起ものや季節を意識したもの、表情や柄の異なるたくさんの猫の顔が描かれたもの、擬人化してまるで人間のようにいきいきとふるまっているものなど。

ほかにもみんな後ろ姿の中でひとり(一匹?)だけこちらを向いている猫がいたり、風神雷神のように描かれた猫が実は足でネズミを捕まえていて、その足だけちゃんと爪が出ていたり。そんな絵柄には思わずクスッと笑ってしまいますよね。

店内には手ぬぐいをアレンジして作ったトートバッグやハンカチ、コースター、がま口、クッションなどのアイテムもあります。特にクッションはオーダーメイドでの購入も可能で、お店で見て自分が気に入った柄の絵手ぬぐいを使って作ってもらうことができるのだそう。

「クッションはお布団屋さんでしっかりした綿を入れてもらっているので、湿気を含んでしぼんできても日光に当てて干せばまたふっくらします。猫好きのお客様にもよく購入して頂いているのですが、後日また来店された時に『実は愛猫に取られちゃったんです』と嬉しそうにお話してくださる方も。使い心地の良さは猫ちゃんのお墨付きですね(笑)」とスタッフさんが教えてくれました。

贈り物と自分用の両方を購入していく方も多いという絵てぬぐいや小物類。お店に足を運んだ際には、愛猫に似ている子が描かれたものやお気に入りのものを探してみてはいかが?


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