ペット保険のアニコムさんが「いのちのつながり」をテーマにした体験型施設「anico park西新宿」(http://www.ani-co.jp/)を、東京の西新宿でOPENしました。
人と動物が一緒に健康チェックをできる施設、フィットネスにドッグランなど、飼い主とペットが一緒に体験できる様々なブースがあります。これらは、人間と動物双方の健康長寿社会を実現するために、正しい生活習慣を身につけ維持することが有効であるという考えのもとにありますが、その中の一つの「anico house」において、金巻も協力させていいただきました。
「anico house」は、「住むほどに健康に」をコンセプトに、特に猫にフォーカスを当てた楽しく健康に暮らせる家づくりのアイテムを凝縮させたコンセプトルームです。
このコンセプトルームで特筆すべきなのは、日々の健康管理をについて獣医師さん達が様々なアイデアを出し、それを生活空間に落とし込んでいる、ということ。私は今までにも「犬や猫との住まいのモデル空間」を手がけてきましたが、獣医師さん達ならではのこだわりの提案の数々に、計画中に「なるほど」と感心することしきりでした。う~ん、勉強になりました。
コンテナハウスという一つの空間の中に、玄関からリビング、居室までの空間要素に、沢山のアイデアを ギュッギューッ と詰め込んでいて、なかなか濃い空間となっています。コンテナハウスはガラス張りなので、中からだけでなく外からもぐるっと見回せるのも面白いところ。
全体の空間デザインは、トリミングサロンや犬の保育園など商空間を数多く手がけている山田至人さん(Yamdayoshitodesign / http://www.y-y-design.com/)が仕上げてくださっているので、しっとりとした色合いで大人な空間に仕上がっています。玄関ホールに当たる空間は、森のイメージ。山田先生デザインのツリーハウスのオブジェ「陽だまりの猫だまり」があります。バードケージみたいな猫の日光浴スペースは、インナーガーデンなどにあると素敵だと思いませんか。
Park内には、レストランも併設されていますから、ちょっとお食事をしながら、獣医さん達の生活空間のアイデアを体験しにいらしてくださいね。
このコンセプトルームで提案している、獣医さん達の健康管理のためのこだわりの工夫を、金巻の住環境のこだわりポイントと共に、このコラムでご紹介していこうと考えています。
お知らせ:
2月20日21日に千代田区で開催される「ちよだ猫まつり(http://chiyoda-nekofes.jp/)に、金巻も「ねことりびんぐ」として参加しています。最近の猫との住まいの事例をご紹介しながら、猫との住まい方相談を承ります。お近くの方は、猫のお買い物のついでにでもお立ち寄りください。
建築の専門書店でないと手に取れない(汗)と言われている弊著、猫との住環境を増補した、「犬・猫の気持ちで住まいの工夫」増補改訂版(http://www.shokokusha.co.jp/?p=7419) も当日販売しております。