生活工房ギャラリー(東京都世田谷区 三軒茶屋キャロットタワー3F)で4月23日(土)より、いぬと、ねこと、わたしの防災「いっしょに逃げてもいいのかな?展」が開催されている。
環境省でも、非常時にはペットと一緒に避難する「同行避難」を推奨している。しかし、4/14に発災した熊本地震では、避難場所ごとに受け入れ態勢が違っていたり、飼い主が周りに気を遣うあまり車中泊になるなど、様々な問題を抱えているのが現状だ。
2011年3月11日に起こった東日本大震災で浮き彫りとなった動物との避難の難しさ。本展は「もしも」の時にペットを守るため、そしてペットと飼い主と周りの人々との間でどんな問題が起こるのかを想定し、普段からどんなことができるか、来場者とともに考える。会場では災害時のシミュレーションをイラストで展開。その時に必要なモノ・コト・キモチを考え、同時にクリエイターによるペットと防災をテーマにしたグッズの提案や、自治体・地域の取り組みなども紹介する。関連イベントとして、専門家とクリエイターによるトークイベントや、迷子ペットポスター制作ワークショップ(事前申込制・抽選)なども行う。
「いっしょに、生きていく。いっしょに、生き抜こう。」のコンセプトのもと、ペットと暮らしている人も、そうでない人も「いっしょに考える」ことで、同行避難の課題や解決方法を導き出していく同展覧会。災害が起こる度に、ペットの問題が浮上する現在の日本へ、一石を投じるきっかけになればと切に願う。5月22日(日)まで。
参加クリエイター
小林恭+マナ(ima)/山本和豊(dessence)/長谷川晃一/
江口理架(29design)/福元成武(TANK)/KIGI
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<関連プログラム>
①トークセッション「もしものために、必要なもの」
ペットと防災についてさまざまな実践とともに研究を続けているNPO法人ANICE代表 平井潤子 氏と、本展参加クリエイターが、非常時に必要なものについて考え、語り合う。
開催日時:5月7日(土)14:00~15:30
トーク:平井潤子(NPO法人ANICE)×本展参加クリエイター
定員:当日先着50名
参加費:無料
申込不要・当日直接会場へ
②まいごポスター・ワークショップ
被災地で紙の調達や写真の出力などをするのはとても大変。あらかじめ迷子ポスターを作っておくことは、いざ迷子になったときに慌てることがないだけでなく、心構えという意味でも大切なこと。わかりやすいポスターの作り方を、広告のテクニックを交えながらグラフィックデザイナー・KIGIの二人が教えてくれる。
開催日時:5月21日(土)14:00~16:00
講師:KIGI(植原亮輔/渡邉良重)
定員:抽選20名
参加費:500円
申込方法:5月9日(必着)までに下の申込フォーム、または往復はがき(〒154-0004東京都世田谷区太子堂4-1-1)で、住所・氏名・年齢・電話番号を明記のうえ、生活工房「まいごポスター」係あてにお申し込みください。
開催概要
タイトル:いぬと、ねこと、わたしの防災「いっしょに逃げてもいいのかな?展」
開催日程:2016年4月23日(土)~5月22日(日)
開催時間: 9:00~20:00
開催会場:生活工房ギャラリーキャロットタワー3F
入場料:無料(一部ワークショップは有料、事前申し込み必須)
住 所:〒154-0004東京都世田谷区太子堂4-1-1
アクセス:東急田園都市線「三軒茶屋」下車 徒歩5分、東急世田谷線「三軒茶屋」下車すぐ、東急バス・小田急バス「三軒茶屋」停留所、キャロットパーク(駐車場)
主催:公益財団法人せたがや文化財団 生活工房
企画制作:Lucy + K/LEONIMAL BOSAI
特別協力:NPO法人ANICE
協力:世田谷獣医師会/昭和女子大学大学院 生活機構研究科 心理学専攻 清水裕研究室
後援:世田谷区/世田谷区教育委員会
アートディレクション・デザイン:髙橋剛
イラストレーション:七字由布
編集協力:小林祐子(レモンと実験室)
お問い合わせ先
公益財団法人せたがや文化財団 生活工房
住所:〒154-0004 東京都世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー内
電話:03-5432-1543
FAX:03-5432-1559
HP: http://setagaya-ldc.net/program/325/