2月末 京都で仕事だったんですが・・・京都で、猫探しにいきました。しかし、せっかく京都に行ったんだから、こりゃあ伊藤若冲でしょうと・・・。京都市美術館や博物館などのある岡崎近くにいたもので、まずは、細見美術館へ
2月末 京都で仕事だったんですが・・・京都で、猫探しにいきました。しかし、せっかく京都に行ったんだから、こりゃあ伊藤若冲でしょうと・・・。京都市美術館や博物館などのある岡崎近くにいたもので、まずは、細見美術館へ
http://www.emuseum.or.jp/exhibition/ex046/index.html
そして・・・間抜けなわたくしは 春画を見ることになりました。
よく考えてみたら、4月9日から東京都美術館で「伊藤若冲展」が開催予定です。今頃、京都に伊藤若冲の絵がある理由はありません。バックヤードではナンバリング、写真撮影、カタログ製作の作業があり、すでに現物は東京出張中です・・・。
しかし気を取り直し、東京ではあまりの混雑で見ることのできなかった喜多川歌麿など、美しーーーい春画を見つつ、猫はいないのか・・・・?と、探してみました。
おお!!いました、いました。絵の中で猫とたちは皆さんの「事」の最中を、塀の上から高みの見物していたり、迷惑そうにねていたり、自分たちも一緒に・・・みたいなのもあったり(笑)。
春画は当時の高額所得者家族の嫁とり婿取りの教科書、趣味だったりするので、使用している画材が高価で高級品です。また、秘めてなんぼの絵ですから、保存状態が当時の刷り物の江戸時代の大量生産の絵と比べてみれば大変に良いわけです。色も鮮やかで、筆運びもわかるかなり状態の良い貴重な資料ともいえます。
日本画の中の猫は、かわいいというより、風格があるというか、すでに生活の一部のようなところが見受けられます。そして、犬は意外に子犬や小型のチンなどはころころとかわいい風情の絵が多いのに比べ、猫は化けていたり、怒っていたりしています。