Site icon にゃんこマガジン

猫には危険?お花に観葉植物、家庭内の誤食を防ごう

こんにちは。
『知識ゼロからのねことの暮らし方 ねころん』を運営し、保護猫8匹と暮らす、ねこ生活アドバイザーのかばきみなこです。

猫と暮らしていると誰でも一度は経験する誤食。
しまい忘れたビニールの紐やいたずらするはずないと思って飾った花瓶に生けたお花。人間側のうっかりから猫が口にしてしまい、大慌て…なんて話を私もよく見聞きします。その中でも今日は猫にとって危険なお花や植物のお話を。


クリスマス、年末年始はお家の中にお花や植物を飾ることが増えるお家も多いのではないでしょうか?世の中に猫にとって危険と言われている植物がどのくらいあるのかご存知ですか?
なんと、その数700種類を超えると言われています。

私はその数のあまりの多さに驚くと同時に、これでは家の中にお花や植物を飾るのは正直難しい…と、感じました。

私がちょっと考え思い浮かべただけでもこんなにありました。

【猫にとって危険な植物例】
ユリ、スズラン、アジサイ、チューリップ、スイセン、キキョウ、ポインセチア、シクラメン、モンステラ、アイビー、ドラセナ、ポトス、ネギ全般、ニラ、ニンニク

よく知っている花や植物がラインナップされるとちょっと無関心ではいられないですよね。私はその700もの種類を覚えることは到底無理なので、我が家ではお花、観葉植物の類は一切置かないことおに決めました。それは観葉植物や花瓶のお花を間違って猫が口にして中毒を起さないための最善の方法だからです。

猫にはどれが安全でどれが危険なのか判断はできません。
「大丈夫だと思っていたのに」や「普段はいたずらしないのに」ということにならないためです。

特に今回取りあげる3種類は、これからのシーズンお馴染みの物ばかりです。

ポインセチア

クリスマスシーズンになるとお花屋さんの店頭を彩るポインセチアですが、猫にとって危険な植物です。クリスマス時期に飾るお家も多いですよね。真っ赤でクリスマスにピッタリな見た目とは裏腹に、茎や葉っぱには猫にとって有毒な成分が含まれています。口にすると口の中に激痛が走るほか、下痢や嘔吐といった内臓の不調、皮膚炎までも引き起こすこのある危険な植物です。

猫のいる家庭では生花は飾らず、造花を飾るなどの工夫が必要です。

シクラメン

冬のギフトとしてとても人気のシクラメンですが、猫にとって危険な植物です。少量でも口にすると嘔吐や下痢、胃腸炎を起こす可能性があります。万一多量に食べてしまうと、けいれんなどの神経症状を引き起こし、最悪の場合亡くなってしまうこともあります。

私の実家では以前にシクラメンをいただいた時に父がミニ温室のような物を作り、猫たちいの手が届かないようにしていました。

ユリ

これはご存知の方も多いですね。
白くて大きなお花は飾り映えもして新しい年を迎えるこの時期に飾りたくなるお花のひとつですが、ユリ系のお花は、猫にとって危険度最大級レベルです。全てのパーツに毒性があると言われ、花粉を吸引しても症状が出ることがあり、猫にとってもっとも気をつけなくてはいけない植物のひとつです。

症状は嘔吐、元気消失、腎不全などの症状が出ます。急性腎不全は急変率も高く、一口でも食べてしまうと命に関わることがあります。

万一猫が食べてしまったら

すぐに動物病院へ行ってください。
いつ、どんな花または植物を、どのくらいの量を食べてしまったかを獣医師に伝えて診察を受けてください。気分が悪ければ吐くから大丈夫という自己判断は危険です。

猫は好奇心が強い動物です。
昨日までは全く見向きもしなかった物に急に興味を示すこともあります。

まさか…、そんなはずでは…にならないために、お花や植物を部屋に飾りたいと思ったら、事前によく調べて、置く場所や置き方に細心の注意を払いましょう。

花、植物の種類を知りたい時はこちらへ

All About ペット(猫関連情報)
猫にとって危険な食べてはいけない植物リスト
https://allabout.co.jp/gm/gc/69736/all/

EPARKペットライフ
猫が中毒をおこすおもな植物とは
https://petlife.asia/column/cat/cat-health242.html

 

著者:かばきみなこ


関連記事:

writer