保護猫を含め、結構な数の猫たちと暮らしたことのあるワタクシ。しかし犬もそうですが、猫も性格は「猫それぞれ」ですよね〜。
人間の場合ですが、75年研究してわかった、「長生きする人に共通する性格の特徴」とは、
・真面目で誠実な人
・打ち解けやすく、開放的
・感情が安定している
・感じがいい、フレンドリー
・のんきで外交的
・よく笑い、感情を抑え込まずに表現する
人なのだとか。なるほど、ストレスがたまらなそうな感じですね。
長生きする人に共通する「性格」があるなら、猫にだってあるはず。今回は18歳以上長生きしたシニア猫、100匹以上からアンケートを取った、「長寿猫の性格とライフスタイル」をご紹介しましょう。
■長生きする猫の性格は?
長生きする猫の性格は、子猫時代(0〜1歳)までと中年期(10歳〜)で性格が変わった様です。子猫時代の長寿猫の性格は、
・1位:活発
・2位:イタズラ好き
・3位:食いしん坊
でした。しかし中年期になると、人懐こい性格が臆病な猫になったり、イタズラ好きから大人しい猫になるなど、10年の間の環境と本来の性格が出てくるのか、「性格が変わった」という猫が多いようでした。
■長生きする猫の体型は?
これは子猫時代も成猫になってからもあまり変化はしない様です。長生きする猫の体型は、「普通」と答えた飼い主が77.4%。肥満ややせすぎは猫の健康寿命にも影響を与えるのかも知れません。
■シニアになっても歯は丈夫?
人間も「老化は口元から」と言います。口内炎、歯周病は歯が抜ける要因。歯が丈夫でないと、食事にも影響します。
アンケートの結果を見ると、長生きする猫の歯はとても丈夫です。歯がほとんどある、と回答した飼い主は75%。
歯磨きをしている猫はほとんどいませんでしたが、(ほぼ0)、これは飼い主がデンタルケアに気を使っていたのでしょうか。歯の健康と長寿は関係がある様です。
■夜泣き、認知症はある?
耳が遠くなるとシニアの猫はよく夜泣きを始めると言います。長寿猫も例外ではないのでしょうか。
アンケートを見ると、「夜泣きをしない」という答えが54.8%。微妙な数字ですね。半数が夜泣きをするということは夜泣きと長寿は関係がなさそう。
そして猫がボケてきたと思うか?という猫の認知症に関するアンケートでは、60.8%の飼い主が「ボケたとは感じない」と回答していました。
いかがですか。長寿な猫の性格やライフスタイル。意外だったのが、ほとんど歯磨きをしていないのに、歯が丈夫なシニア猫が多かったこと。
「歯石を定期的に病院で取ってもらいます」
「歯垢が溜まりにくいフードをあげています」
というコメントを見る限り、猫に歯磨きはしなくても、飼い主がデンタルケアには気をつけていた様です。
我が家の愛猫も今年で8歳。そろそろシニアの仲間入りです。長生きしてもらうために、できるだけのことをしたいと思っています。
※データは、『君と一緒 ご長寿猫に聞いたこと 18歳以上の猫103匹と家族の物語』 野澤延行 (監修) 出版社: 株式会社 日貿出版社から引用させていただきました
著者:猫壱