アイコンタクト・声によるコンタクト

これらの"手当て"をするときには、アイコンタクトや声によるコンタクトを併せて行うと、より猫たちと心をかよわせることができ、安心させてあげることができます。

(1)アイコンタクト

猫たちは、アイコンタクトをとても重要なコミュニケーションツールとしてきました。ですので、大地震などの災害に見舞われて不安になっている猫に対しては、見つめられたら"優しく両目でウィンク"を返してあげると良いでしょう。猫は野生の本能からか、ジーッと見つめられるのが苦手です。反面、目が合ったときに両目でウィンクを返すというのは、『隙を見せる=敵ではない』という合図になります。これが転じて、「心配ないよ」という意味をもった優しいメッセージになります。

(2)少し高めの声で話しかけましょう

猫は基本的に、平安なときやご機嫌なときには少し高めの声で話をします。そして、母猫が子猫に話しかけるときも、やはり少し高めの声で話しかけます。猫がご機嫌なときの「にゃーっ!」の声を思い出し、できるだけその声に近い感じの、少し高めの声で優しく話しかけてあげましょう。

photo_05_アイコンタクト

緊急時の症状判断と対処法

最後に、避難している時に起こることが多い症状の判断と対処法・応急処置についてご紹介いたします(あくまでも、獣医さんに診てもらえるまでの対処法・応急処置です。可能な場合は、すぐに獣医さんに診察してもらうことを推奨いたします。ここでご紹介するのは、それができない飼い主さんに向けた対処法・応急処置です)。

(1)脱水症

皮膚をつまんで放してみます。これによって、皮膚の戻りをチェックします。同時に、口が乾いていないかどうかもチェックします。

⇒対処法

とにかく水分を摂らせることが必要です。コットンやティッシュペーパーなどを水に浸し、口元に当てて少しでも水分を摂れるようにしてあげましょう。微量の塩分も必要になりますで、スポーツドリンクなどが手に入るようでしたら、水分と塩分を同時に摂るのに適した飲み物といえるでしょう(スポーツドリンクに含まれる糖分と塩分の摂り過ぎには注意が必要です)。できる限り早期の獣医さんによる診察が必要です。

(2)熱中症

すでに、少なくはない熱中症の症例が報告されています。熱中症になると顕著なのは、『ふらつく』 『うつろになる』などの症状です。耳は特に顕著ですが、身体全体が熱っぽくなります。

⇒対処法

獣医さんに診てもらうことのできない場合は、対処法・応急処置として、水をかけるなどをして首の後ろ・両脇・両股の部分を冷やしてあげましょう。これらの獣医さんに診てもらうまでの対処法・応急処置は、熱中症になった猫の病状を深刻化させることを遅らせるのに有効な手段のひとつです。

癒し手としての飼い主さん

飼い主さんの優しい言葉と包みこむような"手当て"は、猫たちにとってこれ以上ない癒しとなることでしょう。猫たちはまた、逆に飼い主さんを癒してくれることもあるかもしれません。猫たちを優しく手当てしてあげることは"氣"の交換をという効果をもたらし、お互いの思いやる氣持ちが お互いを癒してくれることでしょう。

 

一日も早く平穏な日常が戻ってきますよう、心よりお祈り申し上げております。

アイコンタクト・声によるコンタクト

これらの"手当て"をするときには、アイコンタクトや声によるコンタクトを併せて行うと、より猫たちと心をかよわせることができ、安心させてあげることができます。

(1)アイコンタクト

猫たちは、アイコンタクトをとても重要なコミュニケーションツールとしてきました。ですので、大地震などの災害に見舞われて不安になっている猫に対しては、見つめられたら"優しく両目でウィンク"を返してあげると良いでしょう。猫は野生の本能からか、ジーッと見つめられるのが苦手です。反面、目が合ったときに両目でウィンクを返すというのは、『隙を見せる=敵ではない』という合図になります。これが転じて、「心配ないよ」という意味をもった優しいメッセージになります。

(2)少し高めの声で話しかけましょう

猫は基本的に、平安なときやご機嫌なときには少し高めの声で話をします。そして、母猫が子猫に話しかけるときも、やはり少し高めの声で話しかけます。猫がご機嫌なときの「にゃーっ!」の声を思い出し、できるだけその声に近い感じの、少し高めの声で優しく話しかけてあげましょう。

photo_05_アイコンタクト

緊急時の症状判断と対処法

最後に、避難している時に起こることが多い症状の判断と対処法・応急処置についてご紹介いたします(あくまでも、獣医さんに診てもらえるまでの対処法・応急処置です。可能な場合は、すぐに獣医さんに診察してもらうことを推奨いたします。ここでご紹介するのは、それができない飼い主さんに向けた対処法・応急処置です)。

(1)脱水症

皮膚をつまんで放してみます。これによって、皮膚の戻りをチェックします。同時に、口が乾いていないかどうかもチェックします。

⇒対処法

とにかく水分を摂らせることが必要です。コットンやティッシュペーパーなどを水に浸し、口元に当てて少しでも水分を摂れるようにしてあげましょう。微量の塩分も必要になりますで、スポーツドリンクなどが手に入るようでしたら、水分と塩分を同時に摂るのに適した飲み物といえるでしょう(スポーツドリンクに含まれる糖分と塩分の摂り過ぎには注意が必要です)。できる限り早期の獣医さんによる診察が必要です。

(2)熱中症

すでに、少なくはない熱中症の症例が報告されています。熱中症になると顕著なのは、『ふらつく』 『うつろになる』などの症状です。耳は特に顕著ですが、身体全体が熱っぽくなります。

⇒対処法

獣医さんに診てもらうことのできない場合は、対処法・応急処置として、水をかけるなどをして首の後ろ・両脇・両股の部分を冷やしてあげましょう。これらの獣医さんに診てもらうまでの対処法・応急処置は、熱中症になった猫の病状を深刻化させることを遅らせるのに有効な手段のひとつです。

癒し手としての飼い主さん

飼い主さんの優しい言葉と包みこむような"手当て"は、猫たちにとってこれ以上ない癒しとなることでしょう。猫たちはまた、逆に飼い主さんを癒してくれることもあるかもしれません。猫たちを優しく手当てしてあげることは"氣"の交換をという効果をもたらし、お互いの思いやる氣持ちが お互いを癒してくれることでしょう。

 

一日も早く平穏な日常が戻ってきますよう、心よりお祈り申し上げております。