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日本ヒルズコルゲートの調査では、動物病院に来院する猫の約45%が肥満、太り過ぎというデータがあるそう。肥満傾向は増加しているとも。

では、なぜ猫は肥満になってしまうのでしょうか?

その一つは室内飼いが増えたから。外に出さないことで、交通事故の危険を防ぎ、近所トラブルの防止、または、ノミ・ダニが寄生しないようにという理由から社会全体が室内飼い推奨へと向かっています。

しかしその反面、運動で消費するカロリーよりも食べる量の方が多いため気づかないうちに猫ちゃんがぶくぶくと太り気味に。

しかもその傾向は、オスよりもメスに多いのだとか。行動範囲が広いオスに比べ、メス猫は行動範囲もそれほど広くないために、太りがちに・・・

では、太るとどんな病気になることが多いのでしょうか?
中でも多いのが糖尿病。この病気にかかると水を大量に飲み始めたり、排尿の回数が多くなったりします。重篤になると、体が痩せてきて嘔吐したり黄疸ができたりします。

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特に、高齢になってからの肥満は、免疫力が下がり、別の病気を併発することも多いそうです。だからと言って、健康を考えて、痩せるまで絶食というのは絶対にやめてください。

肝リピドーシスという病気を発症してしまう可能性があるから。
ダイエット食を与えても食べないからと、根くらべしているうちに、猫が絶食状態になりこの病気にかかってしまった。というケースもあるそう。

肝リピドーシスは、肝機能が低下してしまい、元気が急激になくなり、黄疸、また重篤な場合は、死亡することもある、怖い病気です。

ダイエット計画の無茶な自己流は、特に危険です。
どうぶつ病院で一度相談してから、ダイエット計画を立てましょう。

また、普段から太らせないように、運動できるキャットタワーを設置したり、体を使う遊びで運動を促すことも有効です。

ペットの肥満度を図る目安として広く知られているのが、「ボディコンディションスコア

猫の場合、鎖骨を触ろうとしても触れられないと、太り気味ということに。
太った体型も可愛いという意見も分かりますが、愛猫の健康と寿命を考えたら日々の健康管理は、とっても大切と言えそうですね。

 

著者:放送作家 藤村晃子

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日本ヒルズコルゲートの調査では、動物病院に来院する猫の約45%が肥満、太り過ぎというデータがあるそう。肥満傾向は増加しているとも。

では、なぜ猫は肥満になってしまうのでしょうか?

その一つは室内飼いが増えたから。外に出さないことで、交通事故の危険を防ぎ、近所トラブルの防止、または、ノミ・ダニが寄生しないようにという理由から社会全体が室内飼い推奨へと向かっています。

しかしその反面、運動で消費するカロリーよりも食べる量の方が多いため気づかないうちに猫ちゃんがぶくぶくと太り気味に。

しかもその傾向は、オスよりもメスに多いのだとか。行動範囲が広いオスに比べ、メス猫は行動範囲もそれほど広くないために、太りがちに・・・

では、太るとどんな病気になることが多いのでしょうか?
中でも多いのが糖尿病。この病気にかかると水を大量に飲み始めたり、排尿の回数が多くなったりします。重篤になると、体が痩せてきて嘔吐したり黄疸ができたりします。

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特に、高齢になってからの肥満は、免疫力が下がり、別の病気を併発することも多いそうです。だからと言って、健康を考えて、痩せるまで絶食というのは絶対にやめてください。

肝リピドーシスという病気を発症してしまう可能性があるから。
ダイエット食を与えても食べないからと、根くらべしているうちに、猫が絶食状態になりこの病気にかかってしまった。というケースもあるそう。

肝リピドーシスは、肝機能が低下してしまい、元気が急激になくなり、黄疸、また重篤な場合は、死亡することもある、怖い病気です。

ダイエット計画の無茶な自己流は、特に危険です。
どうぶつ病院で一度相談してから、ダイエット計画を立てましょう。

また、普段から太らせないように、運動できるキャットタワーを設置したり、体を使う遊びで運動を促すことも有効です。

ペットの肥満度を図る目安として広く知られているのが、「ボディコンディションスコア

猫の場合、鎖骨を触ろうとしても触れられないと、太り気味ということに。
太った体型も可愛いという意見も分かりますが、愛猫の健康と寿命を考えたら日々の健康管理は、とっても大切と言えそうですね。

 

著者:放送作家 藤村晃子