チビ

生きています。(念のため生存表明)
高知県の中土佐町 矢井賀(やいか)地区という僻地へ移住し、地域おこし協力隊になり約1カ月。
大丈夫です。生きています!

この「矢井賀(やいか)」とう町は、人口240人。
そのほとんどが高齢者の方々です。
ほとんどってどのくらいかって、「7、8割」は60歳以上。
地区内の半分は空家。トイレは汲み取り。虫と雑草が豊富。
信号なし。店もなし。バスは1日4本来る。
歌の歌詞じゃなく現実。

矢井賀

東京では歩いて10秒でコンビニという所に住んでいた私が
こんなところで生きていけるのか・・・。

と思っていましたが、
意外に平気。むしろ毎日ワクワク楽しい日々。
愛猫オルカも少し広くなったお家で、走り回って若返ったような。

オルカ

(見張りの仕事が増えたオルカさんは忙しい)

私が、こんな過疎の町で毎日楽しく暮らせているのにはわけがあります。
それは、この町に住む人々がとっても素敵な人たちだから。
地域おこし協力隊に着任した日には、「出て行ってもらう」と
痛烈な一言を頂戴しましたが、

決して反対している方ばかりではなく、
「港のネコとおばあちゃんプロジェクト」は多くの方が応援をしてくれているプロジェクトなんです。

役場の方々は、常に最善策を考えてくれ、細かなことまでサポートしてくれる。
ビジネスコンテストでご縁をいただいた方々にも、貴重な機会や、出会い、学びをもらっている。
高知の方たちは、本当にびっくりするほど優しくてあったかいんです。

そんな中でも、特に私を支えてくれているのは、
矢井賀に住む おばあちゃんたち。

ユキさんは頭の回転が速く、物知り。
そして、12時間以上働いても、ビールを一杯飲めば「あ、飲んだら元気になったわ!!」
という(汗)すえ恐ろしいパワーの80代。
そんなユキさんが私に言ってくれた言葉。

「猫のおやついつからやる?楽しみよねぇ。早くやりたいねぇ。」

この言葉を聞いたとき、思わず泣いてしまいそうに嬉しかった。

いつも粋で華やかなキョウコさんは、下駄をカランカランとならして歩く。
その姿は、はんなりとして素敵だが、性格は芯が強くて、曲がったことは大嫌い。
70歳を過ぎた今でもボーイフレンドが三人以上いるらしく、なんと羨ましいことか!!
キョウコさんに、
「猫のおやつプロジェクトはよく思ってない人がいるみたいで・・・」
(↑しっかり告げ口する私)
と落ち込めば

「大丈夫よ!ここは自由の国よ!そんなの気にせんでええ!」

と励ましてくれた。
この言葉がどれほど心強かったか。

タカコさんは、どんな時でも明るくて前向きな方。
いつも鼻歌が聞こえてきそうな朗らかさで、一緒にいるだけでポジティブになれる。
ノリがいいからなのか、夜中にバイクを乗り回す、前代未聞の70代。
私がこの町に来たばかりの頃、
「夜中でも遠慮せんでええから、困ったことがあったらいつでも電話しておいで」
と言ってくれた。それだけでもありがたいのに、
猫のおやつ作りに関しては、

「私らが何とかするき、まかしちょき!(土佐弁)」と言ってくれる。

タカコさんに言われると、絶対大丈夫な気がしてくる。

他にも、私の描いた夢「港のネコとおばあちゃんプロジェクト」を実現するために、
たくさんの町の人たちが応援し、期待してくれているのです。

この期待に応えたい。
この町のために少しでも力になりたい。
と、ますます「猫のおやつ」を頑張ろうと力が入っています。

そして、先日、さらに嬉しいことがありました。
まさかの「猫の神様」に会えました!

チビ

(「おまいりありがとう チビ」 と書かれた首輪に悶絶)

四万十市に行った時のこと。
神社にお参りをしたら、境内でこんなに可愛らしい神様がお迎えしてくれたのです。
もちろん、「猫のおやつ」の成功を祈願!!

すると早速、その効果がありました。
前回、私に「猫のおやつには協力できん」といっていたおばちゃんが、
わざわざ私のところへ来てくれて、
「猫のおやつ作るのに人がいるんやったら、私も働かせてもらいたいけんど」
といってくれたのです。

さらにさらに猫の神様効果は続く。

「猫の保護」について町議会で質問がでるという事態になってしまい、
やばい尋問か?!と、不安に思っていたところ、町議会議員のお一人が「頑張ろうね!」
と握手してくださり、しかも、猫の可愛さを10分ほど語り合うという奇跡。

まさに、捨てる神あれば拾う神あり!猫の神様ここにあり!!!

猫の神様に出会ってから良いことが続いています。

この追い風にのって、猫のおやつ作りの成功と、
おばあちゃんと猫が幸せに暮らせる町を目指します!!

婆と猫

(矢井賀のメインストリート(笑)を歩く猫とおばあちゃん)

 

 著者:猫好き地域おこし協力隊 井川愛

チビ

生きています。(念のため生存表明)
高知県の中土佐町 矢井賀(やいか)地区という僻地へ移住し、地域おこし協力隊になり約1カ月。
大丈夫です。生きています!

この「矢井賀(やいか)」とう町は、人口240人。
そのほとんどが高齢者の方々です。
ほとんどってどのくらいかって、「7、8割」は60歳以上。
地区内の半分は空家。トイレは汲み取り。虫と雑草が豊富。
信号なし。店もなし。バスは1日4本来る。
歌の歌詞じゃなく現実。

矢井賀

東京では歩いて10秒でコンビニという所に住んでいた私が
こんなところで生きていけるのか・・・。

と思っていましたが、
意外に平気。むしろ毎日ワクワク楽しい日々。
愛猫オルカも少し広くなったお家で、走り回って若返ったような。

オルカ

(見張りの仕事が増えたオルカさんは忙しい)

私が、こんな過疎の町で毎日楽しく暮らせているのにはわけがあります。
それは、この町に住む人々がとっても素敵な人たちだから。
地域おこし協力隊に着任した日には、「出て行ってもらう」と
痛烈な一言を頂戴しましたが、

決して反対している方ばかりではなく、
「港のネコとおばあちゃんプロジェクト」は多くの方が応援をしてくれているプロジェクトなんです。

役場の方々は、常に最善策を考えてくれ、細かなことまでサポートしてくれる。
ビジネスコンテストでご縁をいただいた方々にも、貴重な機会や、出会い、学びをもらっている。
高知の方たちは、本当にびっくりするほど優しくてあったかいんです。

そんな中でも、特に私を支えてくれているのは、
矢井賀に住む おばあちゃんたち。

ユキさんは頭の回転が速く、物知り。
そして、12時間以上働いても、ビールを一杯飲めば「あ、飲んだら元気になったわ!!」
という(汗)すえ恐ろしいパワーの80代。
そんなユキさんが私に言ってくれた言葉。

「猫のおやついつからやる?楽しみよねぇ。早くやりたいねぇ。」

この言葉を聞いたとき、思わず泣いてしまいそうに嬉しかった。

いつも粋で華やかなキョウコさんは、下駄をカランカランとならして歩く。
その姿は、はんなりとして素敵だが、性格は芯が強くて、曲がったことは大嫌い。
70歳を過ぎた今でもボーイフレンドが三人以上いるらしく、なんと羨ましいことか!!
キョウコさんに、
「猫のおやつプロジェクトはよく思ってない人がいるみたいで・・・」
(↑しっかり告げ口する私)
と落ち込めば

「大丈夫よ!ここは自由の国よ!そんなの気にせんでええ!」

と励ましてくれた。
この言葉がどれほど心強かったか。

タカコさんは、どんな時でも明るくて前向きな方。
いつも鼻歌が聞こえてきそうな朗らかさで、一緒にいるだけでポジティブになれる。
ノリがいいからなのか、夜中にバイクを乗り回す、前代未聞の70代。
私がこの町に来たばかりの頃、
「夜中でも遠慮せんでええから、困ったことがあったらいつでも電話しておいで」
と言ってくれた。それだけでもありがたいのに、
猫のおやつ作りに関しては、

「私らが何とかするき、まかしちょき!(土佐弁)」と言ってくれる。

タカコさんに言われると、絶対大丈夫な気がしてくる。

他にも、私の描いた夢「港のネコとおばあちゃんプロジェクト」を実現するために、
たくさんの町の人たちが応援し、期待してくれているのです。

この期待に応えたい。
この町のために少しでも力になりたい。
と、ますます「猫のおやつ」を頑張ろうと力が入っています。

そして、先日、さらに嬉しいことがありました。
まさかの「猫の神様」に会えました!

チビ

(「おまいりありがとう チビ」 と書かれた首輪に悶絶)

四万十市に行った時のこと。
神社にお参りをしたら、境内でこんなに可愛らしい神様がお迎えしてくれたのです。
もちろん、「猫のおやつ」の成功を祈願!!

すると早速、その効果がありました。
前回、私に「猫のおやつには協力できん」といっていたおばちゃんが、
わざわざ私のところへ来てくれて、
「猫のおやつ作るのに人がいるんやったら、私も働かせてもらいたいけんど」
といってくれたのです。

さらにさらに猫の神様効果は続く。

「猫の保護」について町議会で質問がでるという事態になってしまい、
やばい尋問か?!と、不安に思っていたところ、町議会議員のお一人が「頑張ろうね!」
と握手してくださり、しかも、猫の可愛さを10分ほど語り合うという奇跡。

まさに、捨てる神あれば拾う神あり!猫の神様ここにあり!!!

猫の神様に出会ってから良いことが続いています。

この追い風にのって、猫のおやつ作りの成功と、
おばあちゃんと猫が幸せに暮らせる町を目指します!!

婆と猫

(矢井賀のメインストリート(笑)を歩く猫とおばあちゃん)

 

 著者:猫好き地域おこし協力隊 井川愛